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AS WE GET IT Islay8年 イアン・マクロード

イアン・マクロード社の「AS WE GET IT Islay 8年」です。
同社は、イギリス(イングランド)での「グレンファークラス」の発売元にあたり、「チーフテンズ」シリーズが有名ですね。他にも「タリスカー」をメインにしたブレンデッド「アイル・オブ・スカイ」など…。

今回ご紹介するのは、蒸留所名が記載されていないカスクストレングス。
その名も「AS WE GET IT」。
ですが、中身はラガヴーリンではないかということで一般的には知られていますよね。
というわけで、最初からラガヴーリンだと分かっていて飲んでしまう僕…(笑)

AS WE GET IT
Islay 8年
イアン・マクロード

どうやらラガヴーリン蒸留所は、ボトラーズに名前を出させない方針なのかもしれません。というのも、シグナトリーも「ヴィンテージ・アイラモルト」でしたし、スコッチモルト販売の「ケルティッククロス」だって「ローハン・ソラン」でした。今回ご紹介するイアン・マクロード社の「チーフタンズ」シリーズも「シングルアイラ」ですよね。

で、この「AS WE GET IT」です。
"我々が手にするまま"…なんて、カッコいい名前だと思っていたら、昔は職人たちの間でカスクのことをこう呼んでいたのだそう。
どちらにせよネーミング・センスはクール。

【色】
やや黄色がかったクリアな琥珀色。
飲んできたBarが、かなり暗い照明でしたので、ちょっと分かりづらかったのですが、赤みが少なく、一見するとラガヴーリンらしくない色です。
まぁ、オフィシャルが16年なので、1/2の熟成年数だとこんな色合いなのかな、と勝手に納得。

【香り】
パワフルなスモーク香。紙を焼いた灰のような感じを受けました。
甘い香味が少ない気がします。スモーク香以外の香りが非常に端正。
ですが、しばらくすると徐々に蜂蜜やシロップのような香りが表れてきます。

【味わい】
口当たりはピリッと刺激を感じますが、サラッとスムースに入っていきます。
そして思った以上に厚みがあります。
シナモンのような甘さと辛さ、その奥に木炭、樹皮、バターの香り。
最近はアイラも大丈夫になってきた僕ですが、こいつは口の中で刺々しく暴れます。
ただ、チェイサーを一口含むと、かなりフレッシュで華やかな香りが広がります。

【フィニッシュ】
焚き火のような粉っぽい煙たさが鼻に抜け、すぐに消えていきます。
カスクなので、口の中には少々痺れが残りつつ、やがて柔らかな甘さ。

この甘さは、スモーク香とアルコールの刺激から相対的に感じるもので、このモルトの味では無いような気もしてきますが、良く分かりません。

…というのも、これがカスク4杯目だったから(笑)
さすがに、立て続けに別のカスクを2種類2杯ずつストレートで飲むと、最後の甘さは良く分からなくなってしまいます…。

この後、別のBarに移動してさらに軽めのモルトを数杯。
この日は計5銘柄で約10杯ほど。飲み過ぎでしょうか??
ま、フツーですよね!?(←バカ)

#ラガヴーリン #アイラ

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