モルトを飲んでいると、嬉しくなる瞬間って良くありますよね。
「へぇ~、こんな味がするんだ~♪」、と新たな発見があったり、
「うお~!美味い!!」、と素直に喜んだり・・・。
ジェームス・マッカーサーのミレニアム・ロングモーンも
まさに、そんな嬉しい気持にさせてくれる1杯でした。
どこまでもジューシー、重厚さよりも華やかさ。
そして、しっかりロングモーン。
1964 36年
ミレニアム
ジェームス・マッカーサー
蒸留年:1964年
瓶詰年:2000年
フィノシェリー・セレクション
57.5度
フィノシェリーって・・・何?
と、考える暇も無く美味かったです♪
【色】
非常にクリアな琥珀色。濃い目の紅茶。
【香り】
濃いキャラメルのような香りと、フルーティーな芳香。
ブドウ系の香りはマスカットのようです。
滑らかでクリーム感を連想させる香りが上品で穏やかに香ります。
スパイシーさは感じられず。
ザラメ、もしくは焦げた砂糖。落ち葉のような木香。
しっとりとした上品さの中に、若々しいフルーティーさが同居しています。
【味わい】
やや温かで滑らかな飲み口。
すぐに完熟したリンゴにキャラメル・ソースをかけたような豊潤な味わい。
黒砂糖のような濃い甘さが出てきます。
アルコール感が、こってりとした舌触りで、口中にまとわりつくよう。
濃い目のキャラメル・マキアートにアップルパイ。
遅れて淡い麦の風味。
【フィニッシュ】
滑らかで、意外な軽さを感じつつ、アプリコットからレモン・シャーベットへ。
やや粘りのある長い余韻。
特に強く感じたのは、しっかりとした味わいなのにフィニッシュが爽やかだった、という点でしょうか。これがペースが速くなる原因?(笑)
キャラメルや焦がした砂糖、ブドウやリンゴの豊潤な風味を存分に感じながら、最後にフレッシュさが現れるところが、個人的に非常に好きな味わいでした♪
コレを飲むときは、本当にコレだけにしたい・・・
そんな気持にさせてくれます。
それにしても、ロングモーンって美味いですよね~♪
#ロングモーン #スペイサイド