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クライヌリッシュ1973 32年 シグナトリー・カスク

過去に飲んだ時は、繊細で優しくて非常に美味いと感じたモノ。
最近飲んだ時も、やっぱり印象は変わらなかったですね。
甘い香りが強いのですが、飲んでみると意外とライトでスムースでした。

そういえば、同シリーズのブローラでも同じような『優等生』的な印象を感じたような。

クライヌリッシュ
1973 32年
シグナトリー カスク






蒸留年:1973年
瓶詰年:2006年

豊かな甘い香りに騙されているのか、端正さ騙されているのか、
とてもカスクとは思えない優しい味わいですよね。

【色】
明るい琥珀色。やや濃いめの紅茶に近いでしょうか。

【香り】
非常にフルーティーで濃く甘い香りが強く感じられます。
リンゴ飴、ドライフルーツ、ほんの少しベリー系。
やがてシナモン・チョコのようなスパイシーさを伴う甘い香りが。
これが温かな印象を持たせてくれます。
アルコール香が、イイ感じに調和しているのかもしれません。

【味】
飲み口は、ライトでフレッシュ。
アプリコットから、完熟リンゴ、徐々にバナナの風味。
どれも薄く表面を覆うように感じられ、絶妙に調和していますね。
ややバターっぽい舌触りを感じ、ミルクチョコのような風味が表れます。
枯れた樹皮、パウンドケーキもしくはフルーツタルト。
カスクの刺激は少ないものの、気付くと舌がヒリついてます。
淡白ですがバランスの良さには毎度ながら驚かされます。

【フィニッシュ】
フルーティーな甘い香りと、非常に薄いカカオ。
細く長く伸びていく余韻。

ある程度、何でもソツ無く器用にこなしてしまうタイプの人っていますよね。
そんな感じ。
ずば抜けた個性があるわけでは無いのですが、誰もが美味いと感じるのでは?
万人ウケと言ってしまえば、それまでになっちゃうから、そういうコトは無しで(笑)

甘めで、ゆったり穏やかに飲みたいな~、と思う時にはオススメかも♪

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#クライヌリッシュ #ハイランド

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