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ハイランドパーク飲み比べ

1銘柄飲み比べの1回目。
チョイスしたのは「ハイランドパーク」を4種類。
オフィシャル2種類とボトラーズ2種類。
え~っと、正直に申しますと、ハイランドパークを選んだことに特に理由は無いんです。

最初から、こんな事を書いちゃいけませんね(笑)

ハイランドパークといえば、スコットランド最北のオークニー諸島で造られるシングルモルト。「北の巨人」と言われますが、僕の印象は、力強さの中に暖かで優しい甘さを感じるシングルモルトですね。






右からオフィシャル12・18年。
そしてThe Whisky Exchangeのギリシャ文字シリーズ17年。
最後はクライスデールの13年。

酒齢も近く、違いを比べるには良い感じですね♪

ハイランドパーク12年
柑橘系とチョコレートのような香り。ドライな刺激と焚き火のようなスモーク香のバランスが、相変わらず美味いですね。
奥に感じる軽いピートも、味わいに奥行きを感じさせてくれます。

ハイランドパーク18年
12年と比較すると、圧倒的な厚みを感じるのですが、面白いのはピート香がフレッシュなせいか、ほんの少し塩っぽさや軽い花のような味わいを感じ、最初の飲み口が一瞬だけ12年よりライトに感じられました。
ここにきて、ナッツと風味、シェリー由来の渋さ(エグさ)が出てきます。
たぶん、単品では強いスモーク香を感じたかもしれません。
香りは、ややキャラメルのような甘い香りが強くなっています。
非常に華やかです。

ハイランドパーク17年(TWE)
オフィシャル2本と決定的に香りが違います。
穀物香が強く、蜂蜜のような香り、スモーキーさは少なめです。
味わいは、ライトかつ刺激的。ドライな飲み口ですが、飲んでみると意外に爽やか。というか「硬い」印象です。
喉を通る時~フィニッシュに感じるフレーバーは、ハイランドパークそのもの。だからでしょうか、最後の方はオフィシャルと比較してライトでスムースな印象が残るのみでした。

ハイランドパーク13年(CLY)
明らかな色の違いを、お分かりいただけるでしょうか。
そして、味の方も全く違いました。
一言で言うなら「麦茶と洗剤」…あ、いや決して文句では無いんですよ。
まずシリアルのような穀物香と、麦、ピートの香りを感じます。
若干、シェリーなのかなと感じますが、何と言っても麦の甘い香りの広がりが早いですね。蜂蜜、バニラのような甘い香りも。
飲み口はスムースなのですが、飲んだ瞬間に洗剤のような石鹸香が口中に広がります。

今回は、酒齢も近く、オフィシャルとボトラーズ2種類ずつということもあって、比較的違いが無いのかなと思っていましたが、最後のクライスデールには驚きました。
インパクトは大きいのですが、ハイランドパークっぽくないですね。

今回の4種類で、一番美味しかったのはオフィシャル18年。
オフィシャルの素晴らしさを実感します。僕のように、少しモルトを飲みなれてきたかなぁ、なんて思っていると、完全に足元をすくわれます。
ボトラーズを色々と試してみて、面白いと思っていても、やっぱりオフィシャルの味わいには勝てないんだなぁ…、と感じる飲み比べでした。

次回はビンテージ20年代を行きたいところですが、コレは財布と相談(笑)

#ハイランドパーク #アイランズ

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