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リンクウッド 1985 21年 ブルームスバリー

もう飲まれた方も多いとは思いますが…。
初めてラベルを見た時に、ちょっとビックリするのが、この「ブルームスバリー」では?
なんといっても、あまりにもシンプル過ぎますよね。
もはやデザインという感じではないです(笑)

とか言って、じゃあ味わいが素っ気ないのかというと、そうではないトコロがイイですね。
セカンドフィル・シェリー樽ということもありますが、強いシェリー風味が強調されず、
華やかで温かみのある味わいに仕上がっています。

リンクウッド1985 21年
ブルームスバリー






素っ気ない… いやいやシンプルなラベルですね!
ブルームスバリー社はロンドンの老舗ディーラーで、このリンクウッドは同社のプライベートボトル。
同時にリリースされたのは、ワイン樽フィニッシュのマッカランですね。
何のワインか忘れましたが(汗)

さて、このリンクウッド、冒頭でも紹介したように、セカンドフィル・シェリー樽で熟成されたもの。
ボトリング数は300本、カスクです。

【色】
赤味を帯びたオレンジ、輝くようにクリアな琥珀色、薄い紅茶色です。

【香り】
クランベリーなどのベリー系とオレンジ、淡い花の香りが爽やかさと華やかさを存分に感じさせてくれます。シェリー樽なので、ある程度の華やかな香りは予想するのですが、これは思った以上にライトでフレッシュさが際立つ印象です。
レモン、グレープフルーツ、ほんの少しキャラメル、シロップ、ややハーブ。

【味わい】
飲み口は、軽やかでフレッシュそのもの。
始めは意外にナッティー、そしてやっぱりベリー系とオレンジ。
ですが、非常にフレッシュで濃いシェリー風味は全く感じません。スパイシーさもなく、アルコールの刺激はあるものの、滑らかでまろやかです。
味わいは、フレッシュでクリーンな花の香り、デリケートな柑橘系、それらをまとめるのがリッチなベリー系の甘さ。ナッツやパウンドケーキのような香りが口中に広がります。

【フィニッシュ】
華やかでまろやかな余韻。
ベリー系のジャムのような甘さをトップに、オレンジの香りが長く続きます。

思った以上にシェリーを感じさせないため、特有のゴムっぽさや濃い甘ったるさを感じないのが逆にスムースで好印象。フルーティさを存分に味わえる1杯です。
南国フルーツとまではいかないものの、こういった淡くシェリーを感じる程度のフレッシュな味わいは、個人的にかなり好きですね。

ただ、あえて順番を付けるなら、シグナトリーのカスクが一番だったかも(笑)

爽やかかつメロウな味わい、見かけたら、ぜひ試してみてください!!

#リンクウッド #スペイサイド

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