今回はモルトの記事ではないのですが…
スコットランド、アイルランドについて調べるときに、良く目にする「ケルト」。
もちろんケルト民族や、その歴史・文化であることは分かるのですが、
「じゃ、ケルトって何?」
という疑問が出てくることもあるかと思います。
そこで手がかりとしてオススメしたいのが、この本です。
ケルト人―蘇えるヨーロッパ「幻の民」 (「知の再発見」双書) Christiane Eluere 鶴岡 真弓 田辺 希久子 創元社 1994-03 |
~『目次』~
第1章 戦士貴族階級の誕生
第2章 初期の王族たちの栄華
第3章 ケルト人の世界制覇
第4章 大ローマとの対決
第5章 神々の宇宙
第6章 ケルトの遺産
本書は、主に出土した遺物から、ケルト民族や文化について書かれています。
ですので、やや学術的な面もあるのですが、訳書でありながら非常に分かりやすい文章です。
また、ケルト民族が中央ヨーロッパに起源を持ち、そのルーツを遡ると、青銅器時代末期から存在していた民族だったという点にも触れ、ローマ帝国との戦乱、民族の移動、文化の変遷についても、詳しく書かれています。
歴史モノ、考古学モノがお好きな方には、なかなか興味深い事柄が書かれていると思います。
さらに、資料や図版、遺物の写真なども豊富に掲載されていて、モルトのラベルにデザインされている紋様や文字も載っています。
雑学的に気軽に読めちゃうのもイイですね♪
個人的には、神話や逸話、アイルランドとスコットランドの土着文化との融合、キリスト教文化との融合についての項が興味深かったです。
興味のある方は、お気に入りのモルトを片手に読んでみてはいかがでしょう?
BGMは、こちらをオススメしますよ~♪
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あ、ちなみに、このブログのタイトルのロゴはケルティック文字を使っています(笑)
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