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アラン1996 12年 マーレイ・マクデヴィッド

正直に言いますと、最初は印象が薄かったアラン。
やけに甘いな~と思ったり、スッキリしすぎかなぁ…なんて。
それが今では、意外と好きだったりするから不思議なモンです。
それほど飲んでいるわけでは無く、必ず飲むというわけでもないのですが、
今日は甘めでいきたいな、と思った時に、フト思い出します。

僕にとって、アランはその程度の認識だったんですよね。(失礼?)

さて、いつものBarで急に甘いモノが飲みたくなった僕。
やっぱり、というか何というか(笑)、アランをオーダーしてみました。
で、出てきたのがコチラです。

アイル・オブ・アラン
1996 12年
マルゴー・カスクフィニッシュ
マーレイ・マクデヴィッド




いくらワインを知らない僕でも、シャトー・マルゴーくらいは…
いえ、味については分からないのです。
名前だけ…ね。
あ、カッコつけて飲んだことありますよ♪

そんな僕のアホな話は置いといて。

【色】
オレンジがかったクリアな褐色。
決して、バリバリのシェリー樽に見られる鮮やかな紅ではなく。
若々しさ、瑞々しさを感じます。

【香り】
こぼれるほどの豊潤な香りですね。
まずレーズン、続いてアメリカン・チェリーのような香りがします。
やがて、バニラアイスにキャラメル・シロップをかけたような?甘い香り。
華やかさはありますが、フローラルというには少し淡いかも。

【味わい】
飲み口は、クリーミーさが強く、ペタッと舌に貼りつくようです。
飲んだ瞬間に、わずかに枯草っぽさを感じますが…。
圧倒的に口中を支配するのはレーズンのような濃い甘さ。
ですが、思っていた以上に渋さは感じられず。
強いて挙げればブドウの皮くらいです。
やがて、舌の奥からキャラメルの甘さが上がってきます。
甘さが強いのですが、厚みは無く、スッキリとした味わいですね。
強烈な個性を探すのが難しい…です。

【フィニッシュ】
干しブドウとマーマレードのようなフルーティーな余韻がハッキリと長く。
スーッと細く長く伸びていきます。

う~ん、味わいが香りに負けてるんでしょうか?
それともマルゴー・カスクに完全に引っ張られちゃってる、と表現した方が良い?
香りの豊潤さ、味わいもそれに引っ張られるように続いていき、
意外とスッキリしていることに気付いちゃって、そのまんま終わる…。
そんな感覚でした。

決して不味くはないですし、むしろ最後に甘めでスッキリと終わることができたので、良かったと言えば良かったのですが、多少の物足りなさは残る…かな?

僕がワインに詳しかったら、また違った印象を持ったかもしれません。
個人的には、もう少しガツガツしてても良かったですね。
平日に、家飲みで食後に飲むには、ちょうどイイかも♪

#アラン #アイランズ

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