日本のウイスキー愛飲家のために、ダンカンテイラー社とウイスク・イー社によって、厳選された樽のみを使用して造られた、日本限定品。
…なんて解説を読むと、素人愛飲家の僕でも、何だか嬉しくなってしまいます。
もちろん、お味も文句なしの美味さ!
というわけで、今回ご紹介するのは、ダンカンテイラー社のフロム・ハントリー・トゥ・トーキョーより。
「グレングラント 1970 38年」です。
ゆったりとした甘さと、心地よく深いコクに、すっかりメロメロになってしまいました。
1970 38年
フロム・ハントリー・トゥ・トーキョー
ダンカンテイラー
蒸留年 : 1970
瓶詰年 : 2008
写真だけでしか見たことないモルトって、遠目に見ると、何だか分からないことが多いです。
それで、頼んで、目の前に置かれて初めて気付くんですよね。
ここ数年で、すっかり視力も悪くなったせいもありますが。
その日は、ちょうど甘いモノが飲みたかったので、「何か甘いモノを…」とお願いしてみました。
あれやこれやと話しながら、ふと目に留まり、「あれは…??」、と尋ねて出されたのがコレです。
そう、コレだったんです…。
さっそく飲んでみる…飲んでみる…飲んでみる…
…
美味いッス!!!!
またしても、テイスティングできない1杯に出会ってしまいました(笑)
恐る恐る、簡単に…
【色】
深い深い琥珀色。少し赤みがあって、いわゆる"マホガニー"ってヤツですね。
【香り】
グラスを近づける前から、甘い香りが緩やかに感じられます。
鼻に近づけると、意外にフレッシュさもありますね。
南国系のフルーティーさ、でしょうか…??
確かに、それも感じられますが、もう少し濃いような気もします。
完熟のマンゴーとチョコレート、それに…何でしょう?お香とか?
【味わい】
飲み口はマイルド。クリーミーで、ソフトクリームのように滑らか。
口に入れた瞬間に、色から想像できないほどのフルーティーな甘さが出てきます。
濃いピーチティーのように、甘さと僅かな酸味。
渋みは一切無く、それでいて、しっかりとした厚みがあり、どっしりとした飲みごたえです。
【フィニッシュ】
完熟リンゴやアプリコットのドライフルーツの香りと、重厚な木香。
もう無理。
書けません。
強く感じたのは、甘さがしつこくなく、非常に優しかったこと。
そして、十分な厚みを感じながらも、荒々しさがなかったこと。
ゆったりとした心地よい気分になれますね。
あ~…ガブ飲みしちゃいました…。
コレ、もう2~3回飲まないとダメですね♪
#グレングラント #スペイサイド