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グレングラッサ 12年 オフィシャル(オールドボトル)

グレングラッサ。
ん~何だっけ??…ってなってしまいます(笑)
個人的には、あまり見かけるコトのない銘柄。
それもそのはず、僕がモルトにハマる頃には、とっくに操業停止していますから。
その上、あまり聞かれない名前でもありますし。

とか言っといて!

コレがもう、美味かったです♪
簡潔に言うなら「素朴で繊細」ですね。

グレングラッサ 12年
オフィシャル(オールドボトル)

'80~'90の流通

いつも飲まないようなモノを飲みたくなった、ある日。
「今日は、少し変わったものを飲んでみたいのですが…」
と、お願いしたところ、ほんの少し考えて、マスターが出してくれたのがコレです。

「…グレングラッサ?…何でしたっけ?」

分からないものは、素直に何でも聞いた方が良いですよね。
東ハイランドモルトだということや、このボトルがオールドボトルだということを簡潔に教えていただきながら、ボトルを眺めます。

GLENGLASSAUGH(う~ん・・・読めない)

ですが、徐々にボトラーズを飲んだことあるような、無いような、あやふやな記憶が出てきました。
後日、調べてみると、2種類ほど飲んだことがあったみたい。
これらの話は、いずれまた。

さっそく飲んでみます。


【色】
淡い琥珀色。やや黄色っぽいですね。

【香り】
豊かな麦の香りがフワッと広がり、バニラと草っぽい青臭さを感じます。
カリッと煎ったアーモンドなどのナッツ系の香りが香ばしいです。
さらに、ほんの少しだけ薬品や洗剤のような香りがあります。
クリーニングされた布のよう。

【味わい】
飲み口は、柔らかでクリーミーさを感じ、非常に優しい口当たり。
強い刺激もなく、クセのある味わいでもない、あっさりとした印象です。
口に入れた瞬間から、麦汁の甘さ、雑味の少ない穀物の味わいが口中に広がります。乾いた木香、バニラ、シリアルやスポンジケーキのよう。

少し時間を置くと、徐々にオレンジのようなフレッシュな柑橘系の甘さが出てきます。ほんの少しの厚みも感じられるかもしれません。

【フィニッシュ】
口中にペタッと貼りついたような甘さが残ります。
ただ、すごくライトなので、この甘さの残り方は厭味がないですね。
鼻の奥から豊かな麦汁感が上がってきます。

素朴で繊細、非常に優しい味わい、というのが第一印象でした。
突出した個性が感じられるわけでは無いので、スルーしちゃう人もいるかも。
これも正直な感想。

ですが、強く感じる麦の香りと、徐々に甘さが出てくると同時に感じる、カリッとした乾いた軽やかさは、とてもスルーできません。個人的には非常に好きな味わい♪
通り過ぎようとして、「おっ」と立ち止まる…そんな感じです。(どんな感じ?)

それにしても昔の方が美味いって…少し悲しい気もしますね(グラッサに限らず)

厚みのある重厚なモルトではありませんが、満足感はあると思います。
見かけたら、ぜひぜひ試してみてください!!

#グレングラッサ #スペイサイド

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