MENU

080. ダラスデュー / Dallas Dhu

2012.05.14

 ベンローマック蒸留所を出た後は、フォレスの町を南下。ダラスデュー蒸留所を目指します。

 すぐ着くかなー、と思ったけど意外と歩いた。距離にして2マイルほど。40分ほど歩いて到着です。


(マンチー・ロードという道をひたすら南下すると看板が出てくる)


(白い壁面の美しいウェアハウスが並んでいる)

 こちらは1983年に閉鎖した蒸留所。数ある閉鎖蒸留所の中でも面白いのが、閉鎖後に、当時の所有者であったDCL社によってヒストリック・スコットランドに寄贈されたということ。
 ヒストリック・スコットランドとは、政府の機関でようは観光庁みたいなもの。こちらの所有になってから、蒸留所は博物館として生まれ変わり、現役当時の設備のまま一般に公開されているのである。
 入り口で受付を済ませると、オーディオガイドを渡され、それで説明を聞きながらのウォークスルー型のツアー。
 渡されたオーディオガイドが英語のものだったので「日本語の無い?」と訊ねて見るも、答えは「ノー」。仕方ないが、まぁウイスキー作りの工程なら、これまでの旅路でもう充分過ぎるほどに解説され続けていたので問題はないか、と思いつつ、リスニングテストのような気分でオーディオを耳に当てながらツアー開始です。
 正直、いまさら博物館もな、と思いましたが、実際の設備が並んでいる所内をじっくり見れる機会もなかなか無いので、わりと楽しかった。
 写真も撮り放題にぱしゃぱしゃ。かなり写真が多めですが、せっかくなので順番に紹介していきます。


(まずはモルティング・ルーム)


(ご存知フロアモルティングが再現されています)


(こちらはモルティング・ルームの2階)


(シンプソンズ社の袋が置かれていた)


(はてこれはなんだったか…水につける奴だったかな…?)


(袋につめたりする設備もあった)


(続いてキルン)


(キルンは中に入ることもできた)


(お次ぎはミルルーム)


(グリストも展示されている)


(そしてマッシュタン)


(内部はこんな感じ。あたり前ですがきれいに掃除されています)


(マッシュタンにつながっているこちらのパイプは…)


(お湯を内部に供給するためのもの)


(マッシュタン内で糖化を終えたウォートはこちらのパイプから…)


(こちらのクーラーを通って…)


(ウォッシュバックの中へ)


(足場の下へ行くと、ウォッシュバックの巨大さが分かる)


(隣にはイーストルームもあった)


(そしてこちらへ)


(片隅には巨大なボイラーと)


(なぜかグレンロッシー蒸留所で使われていたエンジンの展示も)


(2つのスチルの火力などを調整するハンドル)


(そしてスチル。まずは初留釜)


(中はこんな感じ)


(せっかくなので中に入ってみます)


(初留釜の中から伺う再留釜の様子)


(そしてこちらが再留釜)


(再留釜は底面にパイプがとぐろを巻いている)


(スチルハウスから…)


(外へ出るとワームタブが。しかし、工事中かなにかで階段を上ることはできなかった。残念)


(そしてスピリットセーフ。前に立つと、センサーかなにかで水がちょろちょろと流れ出す仕組みになっていて面白かった)


(そしてここから…)


(フィリングストアへ)


(こちらの壁にはラクガキ(?)がされていて、消せないようにガラスで保護されていた。ラストフィリングは1983/3/16とある)


(そしてウェアハウス。いきなり人形がいてビビる)


(ウェアハウスへと伸びる線路)


(敷地内の丘では白牛が一頭、ポーズを決めて悦に入っていた)

 長い長いツアーを終えて受付に帰り着くと、隣のシアターのような場所に案内され、そこで改めて蒸留所の歴史なんかのPVを鑑賞。


(「一杯飲むかい?」と受付のおっちゃんに言われたので、まさかダラスデューを!?と思ったのだが、残念ながら飲ませてくれたのは左手に写っているブレンデッドだった)


(ボトルも売っていたがちょっと手を出すにはためらってしまう値段)

 大量の写真でだいぶページが重くなった所でダラスデューは以上。
 最初は「まぁ蒸留所のつくりやら全部分かってるし」くらいに思っていたのだが、せっかくだから日本語のオーディオガイドあったらもっと楽しめたのになぁ…とも。
 博物館の見学を終えて、町へ戻ります。

#Dallas Dhu

この記事を書いた人