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018. ブローラ / Brora

2012.04.23

 クライヌリッシュの見学を終えた後にガイドのお姉ちゃんが「ブローラも見る?」と。それはもちろん、と見せていただく。


(クライヌリッシュ側から見たブローラ蒸留所)

 かつては「クライヌリッシュ」の名前で呼ばれていた蒸留所ですが、同敷地内に蒸留所が新設されたので、混乱を避けるために、新しい方を「クライヌリッシュ」、いままで「クライヌリッシュ」と呼ばれていた古い方は「ブローラ」と名前を変えて操業を開始した、という少しくややこしい歴史があります。
 「ブローラ」に改名してから1983年の閉鎖まではわずかに14年間の操業のみ。これから、どんどん飲める機会も減っていくレアモルトの一つです。

 クライヌリッシュからブローラまで歩いている間に、お姉ちゃんはブローラの歴史を話してくれた。「再開の可能性はあるの?」ってことを訊ねたのだけれど、残念ながらなにを言っているのか全く分からず、残念。なんとなく雰囲気だけでは「無くはないけど、殆どないわね」みたいなことを言っていた気がするのだけれど、そこに対してつっこむことも出来なかった。あと、やたら「カリラ」って単語が聞こえてきたのだが、これもどういう意味だったのだろう。自分の語学力の無さを改めて痛感しつつ、ブローラに到着。

 ブローラまで案内してくれたものの、中には入ることができず「後は好きなように見ていいわよ」と、彼女は一足お先にオフィスの方へ帰ってしまう。ガラス越しに建物の中を覗き込みます。


(ガラス越しに埃だらけの室内が覗けました)


(でっぷりと太ったスチル。クライヌリッシュと形は同じですが、こちらの方がずっと小ぶり)


(表に組まれていた足場をよじ上って撮ったスチル。埃にまみれてはいるものの、未だに現役のようなきれいさ)


(横から覗くとこんな感じ。手前の樽は、スピリットレシーバーかなんかですかね?)

 とまぁ、こんな感じでブローラ見学も終了。町に戻って一杯やりながらバスを待ち、ウィックの町へ戻っていきました。

#Brora

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