新しいウイスキーにもチャレンジするKWC企画世話人です。
すでにお飲みになった方もいらっしゃると思います。キルケラン 5年 700ml 46% です。
飲んだ感想は、とても若々しいウイスキーで今後が楽しみだということです。熟成感があるウイスキーが好きなわたしには、ちょっと若すぎた感じです。
さて、Kilkerran は元々ゲール語でどんな意味でしょう?
キルケランにはホームページがあってそこに名前の由来が書いてありました。
http://www.kilkerran.com/whykilkerran.php
Kilkerran is derived from the Gaelic ”Ceann Loch Cille Chiarain” which is the name of the original settlement where Saint Kerran had his religious cell and where Campbeltown now stands.
つまり、Kilkerran は、ゲール語”Ceann Loch Cille Chiarain”=”入江(Loch)の端(Ceann)聖ケラン(Chiarain は Ciaran の属格)教会(Cille)”に由来すると書いてあります。
でも、このつづりのままゲール語で読んだら、ケァンロッホキリヒィアンとなるのに、キルケランって、無理があるような気がします。後半だけなら Cill Chiarain(キルヒィアラン)となって、キルケランにとても近いんですけどね〜。ん?後半だけとったのかしらん?
いつも参考にしているゲール語の地名を解説しているサイトをみてみました。
http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesK-O.pdf
Kilkerran (Argyll, Ayr), Cill Chiarain. ”Ciaran”s church”.
アーガイルとエアシャーに、正に Kilkerran という地名があって、それは、Cill Chiarain というゲール語名で、”Ciaran(キァラン(人の名前))の教会”という意味だと書いてあります。Ciaranという聖人もしくは牧師さんが作った教会があったのでしょう。そして、これなら喉の奥からだすヒの音で、キルヒィアランとなります。
わたしはこうやってゲール語の地名をどんな意味なんだろうって考えながらおいしいモルトウイスキーをいただいております。
#ボトル