Couvreur 's Clearach Michel Couvreur
(クーヴレーズ・クリアラック シングル・モルト・ウイスキー)
43% 700ml
1stフィル・シェリーカスク ノンチル・フィルタリング
とあるバーにて「不味いウイスキーなんてあるのか」という話題になり、マスターが出してくれた一本。
僕は持論として「不味いウイスキーなんて存在しない」という事を日頃から考えています。「美味しくない」ウイスキーは存在したとしても、「こういう香りもあるのか」とか「なぜこんな味になるんだろう」と考える事ができた時点で、「不味い」という感覚は頭にありません。
ただ、ウイスキーを覚えたての頃に一度だけ、T酒造が製造・販売している「R」というウイスキーを飲んだときに、心から「不味い」と思いました…。それは約7年くらい前の事でしたが、最近たまたま飲んでみたらだいぶマシ(笑)になっていました。これもまた新たな発見で、貴重な経験だと思っています。
ニューポットやアメリカの「ジョージア・ムーン」などは美味しくはないですが、香味の勉強という意味では重要ですし、あの頭が混乱するような香味は面白いです(笑)。
ということで、この「クーブレーズ・クリアラック」を飲んでみました。
何のシェリー樽で熟成させたかはわかりませんが、シェリー樽熟成でよく感じる「根菜」や「キャベツ」の香り。しかも腐るギリギリ手前の。
後で調べると熟成年数は4年と若い。熟成が足らず、それにシェリー樽の香りが混ざって不快になってしまっているのでしょうか。
こういう機会が無ければ飲む事はなかったでしょうし、結果的にとても勉強になりました。やっぱり「不味い」という感覚はありません。
#ミシェル・クーヴレー #ボトラーズ