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マッカラン18年 グランレゼルバ

マッカラン グランレゼルバ 18年 1980-1999 40%

この日の「皐月」最後の一本です♪

なんといってもモルトの王道マッカラン(^^)

そう好んで飲むというわけではないのですが、私的な考え方では色々とラインナップの

充実しているお店であえて進めてくださるマッカランは素敵なものが多いです♪

この一本もかなりのレベルでした♪

なぁ~んていっても例によってそれ程沢山のマッカランを飲んでいるわけではないので

対象になるものがあまり無いんですが一応現行の12年や18年、25年などはいただ

いた事があるので、そのレベルだと思ってご解釈いただければ幸いです。

言わずと知れたマッカランですが、自分の為に軽くお勉強です(^^;)

☆マッカラン蒸留所

創業は1824年で、所在地はバンフ州クレイゲラヒ村。

50年代から蒸留器の増産を繰り返して現在は初留釜7基・再留釜14基、合計21基の

スティルがあるそうですがどうやら現在稼動しているのは15基だけらしいです。

形状はガス直下焚きのストレートヘッド型でサイズはスペイサイドで最小なのだそうです。

日本ではサントリーが販売しておりますが現在の所有者はハイランドディスティラリー社。

マッカランの大きな特徴は原料の二条大麦にゴールデン・プロミス種を使用し、熟成用の樽も

2年間オロロソ・シェリーの熟成に使用したものだけを輸入して使っている点にあります。

ゴールデンプロミス種100%使用は1994年までで、栽培が激減してしまった為に現在では

30%の使用となっているようです。

シェリー樽の使用に関してはあまりにも有名ですが、クエルクス・ローブル種のスペイン産

オーク材を購入し、ヘレスで樽を作らせていくつかの業者にレンタルし、最低1シーズンを

シェリーの発酵に使用した後、2シーズンをドライ・オロロソの熟成に使用したものを買い

取っているという手の込みようです(^^;)

現在ではこの樽の入手が非常に困難で味が落ちているとの噂は皆様ご周知の事と思います。

仕込用水は蒸溜所下の井戸から汲み上げている軟水を使用。

名前の由来はゲール語で「聖コロンバの丘」(マ・コラム)が変化したものといわれております。

このグランレゼルバ18年は1979~1982年の四年間だけ製造された物で、グランレゼルバとは、

スペイン語で「特別に貯蔵された」という意味なのだそうです。

恒例になりそうな横からの接写画像です♪

肝心のテイスティングですが…

香りから高貴なシェリーの甘さが襲ってきます♪麦やフローラルな感じも合わさって

モルトのロールスロイスと言わしめるマッカランの真骨頂のように思いました♪

味わいはこれぞシェリー!と言った熟成香で口の中が支配されてしまいます♪

だんだんとドライさや微妙な酸味と完熟系のフルーツテイストが重なり合って

とても濃厚♪苦味渋みも少しありますが、嫌味な感じは無くてワインの様♪

フィニッシュに向けて穏やかで温かみのあるテイストに統合されていくといった感じでした♪

とても美味しく頂いたイメージでちょいと画像を作ってみました♪

私にとってのマッカランの勝手なイメージは「入門モルト三本柱」の一つといった感じです。

マッカラン以外ではアイラの女王「ボウモア」とすべての原点ともいえる「グレンリベット」

なのではないかと勝手に思ってますが、私のように強烈なアイラモルトから深みに入ると

言うパターンも結構あるようですね(^^)

数多あるBARの店名を見てみてもアイラ系の趣向の強いお店とスペイサイド系の趣向の

お店とに大きく二分されるように思いますが、マッカランに関してもかなり拘っているお店も

多い様でマッカランファンの多さを感じさせます。

爆発系から入った私にとっては、こういう穏やかな物からこの世界に入られた方はきっと繊細な

感性の持ち主なんだろうなぁ~なんて思ってしまいます。

こちらにおいでの皆様には釈迦に説法のような話ですね・・・

この日のラインナップは芳香で温かみのある構成で、もうすっかり秋になったなぁ~と感じさせ

てくれる完成度の高いものでした♪(9月頃の話ですみませんm--m)

最後の方で少しだけ葉巻をやりたくなって「ロメオ Y ジュリエッタ ミニ」を頂いて

モルトと葉巻の暖かいテイストを堪能して2時間ほどの至福の時間を終了する事に致しました♪

素敵な時間を提供していただいたマスターにいつもながら感謝ですm--m

#マッカラン

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