インヴァリーヴン 1989 ゴードン&マクファイル
この日は、テーマを決めて飲もうということで「ローランド」の
蒸留所めぐりをすることに致しました♪
先ずはインヴァリーヴンから。
一言でいえばとてもバランスの取れた香り♪
フルーティーさとウッディーさがさらっと調和している感じです。
ほんの少し湿っぽくてパンチが足りない感もありますが十分許容範囲です♪
味わいは香りとおなじく、少しパンチに欠けるものの程よいバランスで、
多少甘さが前面に出すぎている感じもしましたが、スッキリとした旨味と麦・
フルーツ・ウッディーが溶け込んでいるという感じでした♪
3回蒸留ならではの上品さと言うか、涼麗なモルトですね♪
とても美味しくいただきました(^^)/
最初のチョイスで大正解といった所でしょうか。
インヴァリーヴンは初体験でしたがこのレベルであればもう少し長熟に
挑戦してみたい欲求にかられました♪
これは突き出しでいただいた小皿です♪色合いが綺麗ですね(^^)
☆インヴァリーヴン
創業は1938年で、グラスゴーの北西のダンバートンという町にあります。
バランタインのグレーンウイスキーをつくるダンバートン工場の広い敷地の一角
におなじくバランタインのブレンド用モルトを作るために作られたのだそうです。
ダンバートンの町は、ローモンド湖から流れ出すリーヴン川がクライド湾に注
ぐ落合にあり、蒸留所名は、文字通り「リーヴン川の河口」のこと。ちなみにダ
ンバートンとは「ブリトン人の砦」の意味で、かつてここはストラスクライド地
方を支配していたブリトン人(ケルト族の一派でイギリスの先住民族)の砦があ
ったのだそうだ。
インヴァリーヴン蒸留所の最大の特徴は異なる2種類のポットスティルを持ってい
たというところで、その一つがローモンドスティル。
ローモンドスティルは、ハイラム・ウォーカー社が開発した特殊なスチルでネック
の部分が円筒形をしていて、その中に3段の仕切り板があり、それぞれの仕切り板
には無数の穴が開けられている。
これは連続式蒸留器と似た仕組みで、さらに仕切り板そのものが回転してアルコール
蒸気の流れをコントロールできたといいます。インヴァリーブンのほかには、グレン
バーギ、ミルトンダフ、スキャパなどに導入されたが、スキャパを除いて現在は使用
されていないそうです。
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この日は以前から一緒に飲みたいと思っていた「皐月」の常連様と遭遇♪
モルトにとても熱心な方でいつも素直な感想を前面に出して飲まれています。
私はといえば、まだまだ飲んだ後で色々頭の中を整理しないと言葉が浮かんでこない
未熟者ですので、インプレッションをはっきりと出される方と一緒に飲むのはとても
勉強になります。
ともするとマスターのインプレッションにものすごく左右されてしまう事が多くて、
ただでさえ受け売りの多い私は、なるべく自分の言葉で表現できるようになりたいと
思っておりますが・・・まぁそのレベルになるにはあまりに経験が少なすぎますね(笑)
マスターに教えてもらいながら、ぼちぼち勉強していきたいと思っております♪
#インヴァリーヴン