昨日に続きラムフィニッシュのモルトをご紹介。
アベラワー 1989はどの蒸留所ラムの樽を使っているのかは分かりませんが、
以前ベネズエラ産のラムで、1992年蒸留のものをラムネイションとしてボトリングしていましたので、
その樽を使って居たんだと思われます。
ベネズエラと言うと「カシケ」「ディプロマティコ」「パンペロ」「サンタテレサ」などの実力派蒸留所が多数ありますので、ラムネイションのベネズエラも珍しく?!完売してしまっています。
味わいはと言うと、アベラワーの持つ上品で力強い風味を、より一層強調しているようなニュアンスです。
★ウィルソン&モーガン アベラワー 1989 ラムフィニッシュ 46度 700ml★
蒸留:1989年
ボトリング:2005年
アルコール度数:46度
香り:干しブドウ、オレンジの皮、洋梨、
青りんご、バタービスケット
味わい:とても上品で繊細な味わい。
水を加えなくても、とてもソフトで、
優しく、喉元を暖かなニュアンスを残して、
通り過ぎていき、
もう一度、青りんごやバターのような味わいが感じられます。
フィニッシュ:おとなしいスパイスや、
ナッツのようで居て、甘さも感じます。
少し遅れて、ビターな味わいが上がってくるような感じ。
オフィシャルのボトルからは想像出来ないような味わいで、
ウィルソン&モーガンの主催者、
ファビオ・ロッシの奥様が、
このモルトを愛してやまないそうです。
フィニッシングされたラムの樽は、
ヴェネズエラ産のラムを使用し、
上品な味わいでそれほど長期間使っていない、
質の良い樽を使用しています。
#スペイサイド