ハイランド地区G
【G】 GLEN ORD / グレン・オード
●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.glenord.com/(サイト閉鎖?)
●所在地・・・・・・・・Muir of Ord, Ross-shire
●創立・・・・・・・・・1838年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・カラ松×8基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・ナムユン湖
●ブレンド銘柄
デュワーズ
*1923年のジョン・デュワー&サンズによる買収以降に主要原酒となったが、特に歴史背景や関連は無いので、UD社とヴィントナーズ社合併に伴いデュワーズ・ブランドが売却されるまでがブレンドされていた時期と見て良いかも知れない。
【ティスティング No.98】
グレン・オード 12年熟成 40% 蒸留所詰め
90”s Rotation
【色】
琥珀色。(チャート0.7~0.8)
【香り】
シェリー、バニラ、オレンジの皮、少しシナモン。トップはシェリーだが蜂蜜の方が強い。
【味、フィニッシュ】
麦芽やバニラの甘さから、徐々にジンジャー等のスパイスへ移行。レーズン&オレンジの特徴と僅かに煙。アフターは程々の長さ。切れが良いようにも感じる。
【総評】
ケミカル感が殆ど無くバランス良好な酒質だが、際立った特徴が薄い王道的ウイスキーといった所で、記憶に留めることは難しい1本かも知れない。
ディアジオ系では最大クラスの生産量を誇るグレン・オードだが、同社シングル・モルトの中では最近までやや影が薄い存在だったと思う。しかし現在、通常の12年、レア・モルト・セレクション、リミテッド・シリーズの他、ザ・シングルトン名義のグレン・オード(アジア向け)などもリリースされ、その存在を大きくアピールし始めたように感じる。
また、近年ボトラー関係においても、40年熟成という超レアな商品がリリースされるなどと、原酒の豊富さや、その歴史を感じる商品が増え、益々ウイスキー・ラヴァーを楽しませてくれる銘柄へ変貌したように感じられる。
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