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【G】 GLENCRAIG / グレンクレイグ

スペイサイド地区G

【G】 GLENCRAIG / グレンクレイグ

●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Forres, Morayshire
●創立・・・・・・・・・1829年
●所有者・・・・・・・・Allied Distillers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×6基 ステンレス×7基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・500メートル離れた泉の水
●ブレンド銘柄

バランタイン
アンバサダー
オールド・スマグラー

*当時のデータは不明瞭な為、上記データは全てグレンバーギに準じます。また、ブレンド銘柄も同じにしていますが、当時のオーナーのハイラム・ウォーカー(Allied Distillers Ltd.の前身)が、お気に入りだったと言われているだけに、恐らくは使用されていたと察することは出来ます。2基のローモンド・スティルの導入は1958年。取り外しは1981年に行われた。

【ティスティング No.30】

グレンクレイグ 1970-19?? 40%  ゴードン・アンド・マックファイル詰め
Connoisseurs Choice (多分1993~95年位のボトリング)

【色】
ゴールド(チャート0.6~0.7)

【香り】
ニス、バニラ、カラメル。バーボン系溶剤。シナモン。ラム。ややドライなイメージ。

【味、フィニッシュ】
腰のある木材とバニラ。スパイシーで、少しフルーティ。甘く魅惑的だが徐々にタンニン・ドライ。アフターはG&Mにしては切れが良く早い。

【総評】
かつてグレンバーギで作られた特殊なウイスキー。ローモンド・スティルを使用した蒸留所は、スキャパ、ミルトンダフのモストウィ、インヴァリーブン、そして今回のグレンクレイグ。

温度コントロールが普通のポット・スティルより容易で、色々なタイプのモルトが造れるというメリットがあり、よりヘビーでオイリーな味わいが特徴とされるが、少なくとも私は、ローモンド・スティル・タイプが特別にヘビーともオイリーとも余り感じたことは無いし、多くのウイスキーと同じく横一線だと思ってる。

このボトル、さほど複雑とは言えないが、40%でも十分楽しめる個性を持った仕上がり。すでに10年以上前のボトルになってしまったが、グレンクレイグがどういうものか体感するには打ってつけだと思われる。

アドバイスするなら、出来れば最初の1杯目に。好みだろうが、加水は甘さを引き出すタイプでスプーン1杯が限界かな?

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#スペイサイド

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