大好きなアードベッグは、これだけでは終わりません。
アードベッグ1991年(43度、700ml) Ardbeg
アードベッグ1991年は、シグナトリー社のボトリングによる8年物。
麦藁の様な色あい、大変強いピートとヨードの香味、長く口中に残るスモーキーさは、典型的なアードベックのキャラクター。
Distilled at Ardbeg Distillery
on 28.2.91 Bottled 2.3.99 Cask Nos. 606-609 Bottle No.13 of 1945
同蒸溜所が、グレンモーレンジ蒸溜所傘下となる以前に生産されたモルトとしては、貴重な一品と言える。
Signatory Vintage Scotch Whisky Co.、Ltd.、イギリス
アードベッグ12年 (1990年)(54.8度、700ml) Ardbeg
アードベッグ12年は、グラスゴーに本拠を置く新興インデペンデント・ボトラー、ダグラス・レイン社「ザ・オールド・モルト・カスク(OMC)」のボトル。
東京・自由が丘「スペイサイドウェイ5周年記念ボトル」としてダグラス・レイン社が特別にボトリングしたもの。仕上げにラム樽で熟成させた意欲作で、通例の同シリーズとは異なり、カスクストレングスでの瓶詰(ボトル総本数がミスプリント実際には256本しかないのに、ラベルには331本と記載されている)。
Distilled 1990 MAY. Bottled 2002 SEPTEMBER. Aged 12 Years.
This Bottle is one of 331 Bottles Filled from Cask.
TO COMMEMORATE THE 5TH ANNIVERSARY OF SPEYSIDE WAY
SELECTED & BOTTLED EXCLUSIVELY FOR THE 5THANNIVERSARY OF SPEYSIDE WAY TOKYO
淡いゴールドカラー、フルーティーでスモーキー。ラム樽由来の風味は強くないが、杏(アプリコット)や枇杷(びわ)を思わせるフルーティーな香りの上立ちにそのキャラクターが現れているようだ。
■ダグラス・レイン社「ザ・オールド・モルト・カスク(OMC)」
1949年、グラスゴーに設立。創業者のダグラス・レイン氏の後、現在はスチュワートとフレッドの兄弟で会社を運営している。彼らはブレンダー兼輸出業者として、キング・オブ・スコッツ、マックギボン等のブランドを持っているが、最近オールドカスクモルトシリーズを発売した。アルコール度数が全て50度というのは、とてもユニーク。
Douglas Laing & Co.,Ltd、イギリス
アードベッグ1978年(53.9度、700ml) Ardbeg
アードベッグ1978年は、スペイモルト・ウイスキー社「スピリット・オブ・スコットランド」の一品。2001年リリース、限定207本のカスク物。厳選された、バーボン古樽熟成の原酒(樽番号455)をジャパンインポートシステム社のオーダーに応じて、無着色かつチルフィルター処理を施さない状態でボトリングした限定品。
補足:同シリーズでは以前、1974年のヴィンテージがリリースされている。現在のアードベッグ蒸溜所のオーナーであるグレンモーレンジ社ではなく、アード
ベッグ蒸溜所とクレジットされているところが、昔日の念を覚えさせる。
Speymalt Whisky Dist. Ltd.、イギリス
アードベッグ・ブラスダ(40度、700ml) Ardbeg Blasda
アードベッグは、個性的な味わいが多いアイラモルトの中でも、最もピーティであると知られているが、アードベッグの魅力はピート香の強さだけではない。通常は大量に焚き込むピートの量を抑え、軽やかさを引き出すことでそれを証明した。こうして誕生したのがゲール語で甘くておいしいという意味を持つブラスダだ。
アードベッグ・ファンには、強くピートを焚き込んだアードベッグ・テンと、ライトなアードベッグ・ブラスダを比べることを勧める。フェノール値がわずか8ppmのブラスダには、バニラ・シャーベットやチョコレート・ライムの心地良い甘さに、アードベッグならではの花の香りが織り込まれているからだ。
アードベッグのブランド・ディレクターを務めるヘイミッシュ・トーリは、次のように語る。
『「アードベッグ・ブラスダ」を食前酒としてお勧めしています。世界中どこにいても、午後8時には「8ppm」の「アードベッグ・ブラスダ」のボトルを開けましょう。その味わい深く軽やかな魅力を堪能し、ピート香が強いおなじみの「アードベッグ10年」と比べて下さい。「アードベッグ・ブラスダ」は、これまでにいくつか作られた”ライトピート”のアードベッグの中から、限定品として試験的に販売される商品で、アイラモルトウイスキー愛好家の好奇心をかきたてることでしょう。アードベッグを一途に支えてくださる「アードベッグ・コミッティー」の多くの会員とも、この製品についての意見交換を重ねていきます』
他のアードベッグ商品との違いを強調する為、アードベッグ・グリーンのボトルではなく透明なボトルを用いている。また、アードベッグのウイスキーは通常、冷却濾過を行わずアルコール度数は46度以上でボトル詰めしているが、アードベッグ・ブラスダは冷却濾過を行い、アルコール度数は40度。
アードベッグ蒸留所のマネージャー、マイケル・ヘッズが語る。
『ピートの量は少ないですが、アードベッグ・ファンの方々が我先にと試したいと思わせる、素晴らしいウイスキーが出来たと確信しています。私はコミッティーの会長として、会員の方々から刺激的な意見も受けるかもしれませんが、ぜひ「アードベッグ・ブラスダ」をお勧めしたいと思います。』
Ardbeg Distillery、イギリス
アードベッグ・コリーヴレッカン(57.1度、700ml) ARDBEG CORRYVRECKAN
コミッティーボトルの好評をうけ、10年とウーガダールに次ぐ第3の主力定番に加わった1本。甘くほろ苦い味わいを強いスモークが覆っている。非常にバランスが良く、アードベッグらしさを存分に楽しむことができる秀逸モルト。ハウススタイルが見事に凝縮・表現された、マニア必飲の1本!
コリーヴレッカンとは…ヨーロッパ最大の大渦潮の発生する海峡。スコットランド西岸沖にあるヘブリディーズ諸島の中にあるアイラ島とジュラ島の傍にあり、ケルトの伝説においても登場する。この大渦潮コリーヴレッカンは、あらゆるアイラモルトの中でも最もピーティでスモーキーかつ複雑なアードベッグ。アイラの自由な魂、ありのままのスピリッツ“と同じ、荒々しく、磁力の様に人をひきつけて離さない魅力を持っている。
2009年10月1日よりアードベッグ、グレンモーレンジは、9月末日のヴーヴ・クリコ・ジャパン株式会社の解散に伴い、MHDモエ・ヘネシー・ディアジオ株式会社が取り扱うこととなる(旧社名:MHDディアジオ・モエ・ヘネシー株式会社)。
Ardbeg Distillery、イギリス
アードベッグ・スーパー・ノヴァ2010(60.1%、700ml) Ardbeg Super Nova
至上最強のピート香を誇る『スーパー・ノヴァ』が、更にパワーアップ。手作業で選定した樽による熟成、100ppmを超える(140ppm?)フェノール濃度という基本コンセプトはそのままに、2009年度版との主な違いは、より高くなったアルコール度数…昨年は58.9%でのボトリングだったが、今年は60.1%にパワーアップ。
手作業で選定した樽による熟成、100ppmを超えるフェノール濃度という基本コンセプトはそのままに、スーパー・ノヴァが帰ってきた。2009年にリリースされ大変好評を博した「スーパー・ノヴァ」を更に進化させたもの。
2009年度版との主な違いは、より高くなったアルコール度数…58.9%だった。
今年の2010年ボトリングは60.1%に。
2009 – スモーキーで潮っぽい味わいに、チリ・チョコレートの様な甘み。
2010 – チリ・チョコレートに加え、ジューシーなスパイスと非常にナッティーなオークの香り。
色:濃いゴールド。
香り:ピーティーでビッグでパワフル。強力な深いハーブ。最初に深い土のピートオイルと押しつぶされた黒胡椒が入ったダークチョコレート。グラスを回す(スワリングする)とビャクシン、ニワトコ(エルダーフラワー)、アガベ(竜舌蘭)のハーブで貴方の嗅覚は侵される。タールの染みたロープ、クレオソートだらけの楡の木、干し葡萄、オリーブ、ホット・チリペッパー。加水により、スモーキーなコールタール、箱の空いた巻きタバコ、ピートモスとローストしたモルトへの航海に導かれる。バーベキューの煙い炭がピートモスに被さり、カモミールとスギとヒースの花によって抑えられる。塩水の爆風、白胡椒とアスパラガスの燻製は、グーズベリーと西洋スモモを表現して、大気中に逃げていく。
味わい:アードベッグの挑戦は、口の中での塩の爆発し、熱く焼けるよう湧き上がる感覚は、舌の上でパワフルなピートのパンチで爆発する。
Ardbeg Distillery、イギリス
でした(笑)