シングルモルト探求の旅に行き詰った時に
颯爽と目の前に現れたお酒
それがラムでした。
どんなお酒に対しても、
『コレはこういうお酒』
という決め付けをしていた(←過去形ね☆)のが私の悪いところで・・・。
ラムに関しては
ラム=甘ったるい
という揺るがない先入観がありました。笑
(↑サカパとかキャプテンモルガンくらいしか知らなければ、当然こうなる。。。)
そんな先入観をいとも鮮やかに覆した銘柄。
それがこの
Rhum J.M 1990
です。
テイストをうまく説明することができないんだけど
とにかくもう完全にノックダウンされました。
上質な王道シングルモルトにも相通ずる極上の香りといい、
深いコク、主張する独特のクセ、口腔に漂う残り香の良さ・・・
そしてものすごく面白かったのは、
刻々と変化していく様子がすっげー分かりやすいんですよ。
香りがね、最初はどっしり辛口!といった感じの香りなんだけど
途中で少し、アルコール臭が鼻につくようになったかな?と思ったら・・・
最後には甘やかなまろまろまろ〜(!?)な香りになりました。
味も、そう。
最初のうちは、口に含んだ時にどっしりした刺激を感じたんだけど
(注:ちくちくする、刺さる刺激ではないです。)
最後の方には、丸〜い味になってるんですよねぇ・・・。
ラッキーだったのは、
ラムも王道から入ることができたことかな?
この銘柄は、Martinique島 のラムなんだけど、やっぱココから、しかもこの銘柄だったのはすごく良かったのかもしれない・・・・・。
今はマルティニークを中心に、目先の変わったものにも少しずつチャレンジしています☆彡
そしてね。
ラムを楽しみ始めてから、はっ!?と気付いたことがあるんです。
もしや・・・
私がおろそかにしてきたスペイサイドやハイランドは・・・
極上に美味しいお酒なんじゃなかろうか??
シングルモルトに出会ってすぐに、アイラモルトの刺激にハマってしまって
の図式が出来上がってしまったから、シングルモルトの世界を広げることができなかったんじゃないだろうか??
口当たりの良いお酒、後味が優しいお酒にも、もっともっと深い世界があるに違いない・・・。
と、そんな風に考えるようになりました。
この Rhum J.M というお酒。
単に美味しいラムというだけじゃなくて、
シングルモルトの基本に立ち返るキッカケにもなったお酒なのです。
思い入れの強さもひとしおです(*^_^*)
#カリブのお酒