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Remember 軽井沢(2)

前回に引き続き最終日の様子。

ちょっと時間をもてあましたため
近くで食事を済ませ、15時過ぎに再びショップへ。

熊のオブジェも今日で見納め。
コレも樽で作られてるんでしたかね・・・



ショップの中に残された受賞したときの賞状。
ISCとウィスキーマガジン、IWSCもありました。

程なくしてショップに居合わせたウィスキーフリークの方
には蒸留所ツアーを行う旨がアナウンスされました。
最後の最後はやっぱりやりますよね。
けど、中止の可能性もあったりで本当にうれしかった。

15時20分頃。
館内放送で蒸留所ツアーの案内が流れます。
13時30分のツアーが中止となったため
美術館の受付でも中止の案内を続けていたようです。
最後ということでHさん直々にツアーの案内を
していただけることになりました。
自分も初めてHさんのツアーなので、興味深々です。
ショップの販売のオネーサンも同行です。

ツアーは発酵槽のあるところから。
原料、ピートなどについて説明を受けます。
発酵について懇切丁寧な説明。
麦の説明から、日本酒の場合・ビールの場合など
他のお酒との比較で発酵を説明していただきました。

続きまして蒸留。ポットスティルのある部屋です。
ヘッド、ハーツ、テイルについて説明。
印象深かったのは、化学反応によりメタノールとエタノール
の変化がもたらされるという部分ですね。
軽井沢のポットスティルは老朽化により
化学反応が満足にできないと仰られていました。

最後に貯蔵。
以前よりさらに隙間が目立つ貯蔵庫で樽熟成に
ついての説明を受けました。
樽の呼吸について、目からウロコというか
理論的な説明にとても納得しました。

いつもは15分程度のツアーですが
今回は30分超のツアー。
最後は拍手が沸き起こったことに
うっすら涙が浮かびました。

これらはすべて空樽でしょうね。
閉鎖間際に多く出荷したのでしょうか。
こんなに外に樽が並んでいるのも初めてです。


軽井沢というとココですね。
記念撮影のポイント。ラベルにも使われていました。


別角度から。
このアングルが好きです。

ちなみに、夏はこんな感じ。

再度ショップに戻り記念撮影していただきました。
感無量です。

帰り運転中、今までの記憶とか思い出とか
いろいろなことを思い出していると
あっという間に家についてしまいました。
今年は激動の一年だったけど
軽井沢を失うこともまた大きな激動です。
ありがとう、軽井沢蒸留所。

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