今日も一日まったりと閑古鳥とお話をしていた猫バーの店主参段です。う~ん・・・寒いから飲みに出歩くのには酷な季節になりますねぇ・・・。
いよいよ佳境に入ってきた猫バースコットランド全蒸留所制覇への道ですが、年内に間に合うかどうか不安に駆られ、焦燥感を抱いている参段は急いでリベット谷に攻め入ります!という事で今回新入荷としてご紹介するボトルはとどめを刺す為に2本ご用意しました。
ディアストーカーのブレイヴァル10年(800円)とハートブラザーズのブレイズ・オブ・グレンリベット1977の20年(1500円)です。お求め易くお飲み頂く為のディアストーカーとどっしり味わう為のハートブラザーズを仕入れてみました。ハートブラザーズの方はマディラウッドフィニッシュでボトリングは1997年!というボトルです。
早速解説に参ります。ブレイヴァルとは・・・かつてはブレイズ・オブ・グレンリベットと呼ばれていましたが、ザ・グレンリベットの名称と紛らわしく混同を避ける為にブレイヴァルという名称に改められました。
スペイサイドの山奥に建設されたこの蒸留所の創業は1973年と比較的新しく、シーグラム傘下のシーバスブラザーズ社のブレンデッドウイスキー、シーバスリーガルなどのモルト原酒として使用される為にオフィシャルのシングルモルトは一度も発売された事がなく、ボトラーズのものがわずかに出回るだけであるそうです。
また現在では一番標高が高い位置にある蒸留所となっているそうです。蒸留所のあるチャペルタウンは、宗教弾圧から逃れたカトリック教徒が建設した小さな村であり、道は蒸留所で行き止まりとなり、あたりはまさにリベット川の幽谷と呼ぶにふさわしい所で、観光客は勿論、地元の人でもめったに足を踏み入れない隠れ里だそうです。またこの蒸留所は近代設備で従業員は6人ほどで、全ての樽はシーバス社の集中熟成庫で熟成されるという事です。
皆様もこの2本を飲み比べてリベット谷を制覇して下さい。
猫バーのスコットランド全蒸留所制覇まで あと 9
#新入荷ボトル