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関西bar探訪

どうも。
久々の投稿になります。

学生生活最後の夏休みということで、京都に帰省しております。
あまり京都以外のbarへ足を運んだことが無いので、大阪へ神戸へ足を伸ばしました。

一日目
ミナミのBar Rosebankさんへ
開業日誌を綴られていたので、usukebaブロガーの方で御存じ、また実際行かれた方も多いでしょう。
ミナミの中心地、宗右衛門町の筋から一本入った、昭和感溢れる雑居ビルの中。
うーん、この狭さはいい。まさに隠れ家的。
一瞥した所、殆どオールドボトル。これはウイスキー魂に火がつきました。
とりあえず、ギネス。
お次は1杯目に自分が仕入れるかどうか思案中の初期モーレンジ18年。
うーん、オールド感+シェリー感で美味し。1963に匹敵するものと紹介されていたので、今度63を飲んで復習の予定。しかしあまり複雑さは感じなかったな…。インパクトは凄く感じましたが。
2杯目。マッカランDB8年、スクリューキャップ70年代?
これはダメです。こんなのが70年代にスタンダードボトルとして流通してたんですから。
バランス、香味、パーフェクション。現行でこのシェリー感が出ないのが悔しいです。
皆がオールドマッカランを求める理由を垣間見ました。
フランス廻りらしく、ラベル左側にDの表記(Digestive、食後酒の意)、フランスらしいですね。
3杯目
これは一度は飲むべきだろうと心に決めていた、TWAのPS・ウエスタンハイランド。
一時、騒動の後、Dorisでラインナップされて、買うチャンスはあったのですが、やはり金額が…。個人的に€300upperは買う決心が付きませんでした。
ですが、なんと今、目の前に。
過熟気味だが、60年代バンク・長熟モルトの醍醐味を凝縮したもの。という評判でしたが。
正にその通り。というか評判以上。
自分は味音痴なので、ベリー系が、潮系が出てる…などということは、そこまで判別できないですが…そういった込み入った話は無用。
パレートで感じる古酒感の後に、フィニッシュでも盛り上がる。グラフで言えば、二峰性。此処現在に存在してくれて、有難うという言葉しか見つかりません。
言うまでもなく、今まで味わったバンクで最高峰。オールドや例えばHB93は別のベクトルで良。
ここで、マスターからの計らいで、お勉強ボトル。
なんと、シップボトルのシェリフボウモア。…のフェイク!
オクで70k円の大失敗ボトルだそうです。
味わいはそこそこ良いブレンデッドというのがマスターの評価。
横の席のおじ様もこれはボウモアの味わいでは無い!とのこと。
自分は味わいが丸すぎる、香りが乏しすぎると思いました。
オールドボトルの劣化はあっても、これは無いだろう。とのこと。
実際飲んだことがある方が、スクリューがロングだし、そもそもラベルの紙質が全く異なると指摘されていったそうです。
皆さん、高額ボトルのオークション出品物に注意を!!!
さぁ絞めです。
アイラ系を頂きたかったので、あれこれ出して候補出してもらったのですが、エレンに決。
GM anticaシリーズの一本です。
加水だったのかカスクだったのかは覚えていませんが、美味し。短熟はイイ。
自分は常々、エレンはカリラに似ている(80年以降のヴィンテージです。)と思っていたのですが、シグナトリーカスクの78年やこのボトルで認識が少し変わりました。
カリラの方がもうちょっとスモーキーでエレンはしなやかな酒質を持つと思います。さらに70年代以前に遡るとエレンはスモーキーさも控えめにるような気がします。(モルト狂の方々は若輩者の戯言と一笑してください。)
ここで一区切りとなり、京阪電車に揺られ、帰路へついたのでした。
さてBar Rosebank。すべてのボトルがお勉強価格でした、特にオールドボトル愛好家の方は店の雰囲気も相まって是非一度足を運ばれることをお勧めします!

二日目。
神戸Main Malt。
ウイスキーファンでこの名を知らない方はいないでしょう。
山科より新快速へ飛び乗り、一路三宮を目指しました。
下車後少し迷いましたが無事到着。
イメージはもっと明るいイメージだったのですが、薄暗い。
ファーニチャーも昭和な感じ。昭和生まれにはグッときます。
なにより、壁面いっぱいのボトル達。高鳴る鼓動を抑えます。
とりあえず、ビール。お気に入りのフラーズ。今回はESB。
チャームに乾きものと噂通りの一口大のハムサンド。関西っぽいw

1杯目はダフタウン8years 70's。
つい最近、80年代の46%を飲む機会があり、遡りたくなりました。
いや~、麦感はさらに濃く、良いシェリー感をかなり強く感じました。
これは買い。近いうちに我が家のストックへ。
2杯目。
バックバーから吟味し、TWA・PS 72 グラント。
これもおったまげました。
72グラント争奪戦を静観していた当時の自分を殴りたい。
ま、頑張ったとしても手に入れることはできなかったでしょうけど。
古酒の醍醐味の詰まった佳酒です。このクラスを家に常備し飲み続けることが出来たなら…。
早いですが絞めです。この日は財布の都合上。
ジュニア グレンリベット 70's
最近の飲む流れとして、アイラかブレンデッドで絞めることが多い今日この頃。
Gオーナーいわく、まだまだ固く籠ってるとのこと。
たしかに味わいは良いオールドブレンデッドですが、味わいにカチンとした、トゲとまでは言わないですが、そういうものを感じました。
普通に美味いですが、海外でオファーのあるあの値段程とは…。
やはりジャッコーネ向けに短期間製造されたブレンドという価値なのですかね。

いや~、今回訪れた新規店舗と老舗店というか、西の総本山。
すばらしい体験でした。
しかし、大阪にも、西日本のその他の地域にも恐ろしい怪物が眠っているのは
存じております。
将来は関西へ戻るつもりですので、お楽しみはその際に・・・。御馳走さんでした。

 

#シングルモルト #その他

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