こんばんは。
シングルモルトも一部を除いてはそんなに高騰している訳ではないとも言えます。
しかし80年代以前オフィシャルスタンダードでちょいマイナー程度の銘柄でも2万は覚悟しないといけないものが多く、おいそれと普段飲み用にはホイホイ購入できない。
そこで近頃はマイナー系のピュア(ブレンデッド)モルト発掘に勤しんでおります。
ストラスコノンなど一部の銘柄や70年代以前となるとやはりそこはシングルモルトと同等の評価になってきますが…。
今回はこの一本。
グレンエルグ 12年 43%/750ml 株式会社栄屋 90年代
このボトルに関しても例のごとくググっても情報がなく、輸入元の松屋町にある(あった)栄屋という会社についても良くわかりません。(あとで当時の洋酒辞典で調べると掲載されているというところまでがお約束)
ですが製造元がバーン・スチュワートということでブナハーブンやディーンストン、トバモリー/レダイグが原酒と推測され、実際飲んでみるとブナっぽさが良く出ています。<→このボトルが流通していた当時はブナは傘下ではありません。どこにブナっぽさを感じたのやら…馬鹿舌が恥ずかしい。>
オールド感や麦感も強く90年代物としては満足感は高いです。
こういったニッチなピュアモルトはマイナー故、構成原酒も不明ないしマイナー蒸留所だったりしますがその分同格、同時期のシングルモルトより割安であり、味わいもバランス良く飲みやすいものであると思います。
他にも日本ケミコのグレンネヴィスも殆ど70年代(蒸留60年代?)スコシアでお買い得でしたし、アイルオブスカイのピュアモルトとされる某も手に入れたのでオールドのタリスカー感が出ているかチェックしてみます。
※11/03追記
イアンマクロード社アイルオブスカイのピュアモルト版と目されるグレントレスを開封しました。
やはりアイルオブスカイ自体がタリスカーをキーモルトと称している割にソフトなブレンデッドですのでこのピュアモルトも同傾向の滑らかな飲みやすいものでした。
いや~オクで2千円程度の落札額のものがオールドタリスカーたっぷりのピュアモルトな訳ありませんね、ちょっと残念…。
#ブレンデッド/ブレンデッドモルト