MENU

ISLAY旅行記 Extra その5

Whisky fringeのレポートは続きます。

今回の試飲会で特に印象に残ったのがDouglas Laing
Managing DirectorのFred H. Laingさんが直々に参加されており、
実際にお話しすることが出来ました。

試飲したのは、
OMCシリーズ
Port Ellen 1980-2006 25y 50%
潮はあまり感じない。
とてもスパイシーな香り。
加水すると甘みが。

Laphroaig 1988-2005 24y 50%
ヘザー、ピート、潮味はあまり感じない。
暖めたパン。
舌の上ではピート強し。
加水すると農場の動物香。

Spay side finest 1965-2006 40y 48.3%
中身はGlenfarclas。
まんまシェリー。
舌の上では元気。フィニッシュがとてもおもしろい。
1秒ごとに香りが移り変わる。
花、蜂蜜、オレンジ、ゴム、硫黄。
風邪薬のシロップ。
加水の必要は無いかも。

Old&Rear
Macallan 1977-2006 28y 48.4%
sherry finishで6ヶ月。
見た目は濃いが、それほど強くsherryは感じない。
多少舌にべとつく感がある。
オイリー。
若干のピート。

Spay side finestはBARの扉関西編に出てきた物と同じ物だと思います。
Douglas&Laingは加水調整のボトルが多いのですが、今回試飲した物は
どれも個性があり、かなり楽しめる物ばかり。
あとは価格ですが、O&Rが£108程度でしたので、そこそこ良い値段ですね。

さて、Laing氏と話したのは主に日本という国の位置づけ。

まず驚いたのは名刺。
お話しさせていただき、
「どこから来たの?日本?コンニチハ!!
私は少しだけだけど日本語喋れるんだよ!」
そして名刺を受け取ると…
裏側が日本語で書かれてましたw

「やはり日本は重要な市場。日本のことは強く意識してボトリングしているよ」
「先日京都に行ってきたんだけどとてもエキサイティングだったね」
などなど。
日本に対してそれほど悪くない印象を持ってらっしゃる様で、うれしくなりました。

僕「今は台湾でwhiskyの消費量が増えているみたいですけど、その点どう思います?」
L氏「確かにそうだね。しかし台湾での今の消費量は、一過性な現象だと思う。
   2、3年するとまた消費量は落ち込むと思うよ。ブームであるだけさ。
   その点日本はゆっくりだけれども着実に消費量が増え、そして安定している。
   日本が我々の重要な市場であることには代わりがないよ」

現地の業者にも市場として認められるほど、日本という国は大きくなって居るんですね。
businessとしてだけでなく、更に踏み込んだつきあいが今後出来ればいいなと強く思いました。

さて、次に訪れたのはSWMS。
こちらに関しては以前の記事でまとめてありますので、そちらをご覧下さい。

最後はHIGHLANDER INN
こちらは今回お酒を展示するのみで試飲は出来ませんでしたが、皆川氏、Duncan氏のお二人に会うことが出来ました。
#HIGHLANDER INNはScotlandのmalt Hotel、Craigellachie HotelでBartenderをされていた
#お二人が独立して出来たB&B。
#ウスケバの開設記念プレゼントのボトルをボトリングしたHotelです。
皆川氏とは京都のとあるBarに関する話や、
今年のHIGHLANDER INNのボトルの話等をさせていただき、
Duncan氏とは日本でのwhisky消費の話や、今までのボトルの話などをさせていただきました。
そうそう。Duncan氏は10月10日から阪急百貨店で行われるイベントに参加されるそうですよ。

最後に記念撮影をしていただき、
これにて僕のEdinburghの旅は終了。
お酒の旅でした。
何故か件のボトルを持たされての写真。
かなりミーハーっぽいですよね・・・

しかしまだ現在稼働している全ての蒸留所に行ったわけではありません。
死ぬ前までにこの夢を実現しなければ!追記です。
名刺の画像のUPは悩みました。
道義的にまずいかもしれない、と。
取締役の役職をお持ちだということ、
HPでもコメント、画像を公開していらっしゃることを考慮し、
UPの判断を致しました。

かなり個人的な判断かと思いますので、
なにかアドバイス等をいただけると助かります。
よろしくお願いします。

#英国事情

この記事を書いた人

前の記事
次の記事