あぁ、なんだか肉食系女子風のタイトル。
単にこだわりがないと言うだけの話なのよね。何につけても。
トム・クルーズってプライベートな顔はあまり好きじゃない。直接会ったことはないけど。
セレブのゴシップ特集で見聞きする限り、ちょっと(かなり)変なやつに思える。
とってつけたみたいな笑顔も苦手。
でもこの人、ひとたびスクリーンに映し出されると、存在感がすごくて圧倒されちゃう。
いやはや不思議なもんだ。
そんなわけで、「ちっ、トムかよ~」みたいな気分で観始めた「ワルキューレ」。
第二次大戦下のドイツ、ナチスの独裁政治から祖国を救うため、レジスタンスの同志たちが「ワルキューレ作戦」と名づけたヒトラー暗殺・クーデターを決行する話。
ヒトラーの人生の顛末なんてあまりに有名なので、この作戦が成功しないことは観てる人たちみんな知ってるはずなのだけど、迫真の演技にどんどん引きずり込まれてしまった。
なんで英語やねん、なんて思ったのは最初の5分くらいだけ。そんな細かいことは言わせないって気迫に溢れていた。
綿密に練られたはずの「ワルキューレ作戦」。でも運命の女神様はヒトラーのほうに微笑んじゃう。少しずつ、歯車は狂っていく。それでも後戻りはできない。前に進むか、死か。
極限の精神状態はこっちにまでぴりぴりと伝わってきて、緊迫感にどうにかなりそうだった。
ナチス系の映画って、毎年コンスタントに公開されてる気がする(宮崎では全部は観れないけど)。
そしてほんとうに秀作が多い。それだけ、史実に重みがあるってことなんだろうなあ。
・・・ところで、ちょっと前に観た「ヤッターマン」が、これまた徹底的に作り込まれた映画でびっくり。
特にビジュアルへのこだわりが半端じゃない!
ギャグへのこだわりも。ほんとうに好きな人が作ったんだな、こりゃ。
あと、ボヤッキーがまるでボヤッキーで驚いた。
変な神様が見事に降りてきてました。
でも全体的に下品すぎなのよねぇ・・・。
今日は久しぶりに焼酎飲んできます。容赦しないわよ~。
#映画