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スカイ島のラブ・ロマンス ~ボニープリンスとフローラ~

今日は、スカイ島にまつわる歴史を少々。

スコットランドの真の独立と外交と宗教戦争が複雑に絡み合ったボニー・プリンスの乱は、1746年にカロードンの敗戦で終わります。反乱軍の総大将だった王子のボニー・プリンスは、戦場であったハイランドを脱出し、アウターヘブリディーズの島々を転々とします。その時出会った女性がフローラ・マクドナルドです。

彼女は、イングランド軍から賞金首となっていたプリンスをスカイ島へ逃げる手引きをするのです。王子に女装をさせて、召使のふりをさせてスカイ島へ逃れます。安堵もつかの間、ポートリーの町まで追っ手が及び、王子は「王となって再び会おう」と言ってフローラと別れます。その時に王子が別れ際にフローラへ渡したのが、ダンヴェガン城に展示してあるボニー・プリンスの巻き毛です。

その後、フローラは王子逃亡を手引きした罪でロンドン塔に幽閉され、8ヵ月後に釈放され再びスカイ島へもどります。その後、アメリカ、カナダと移住し、数奇な運命を歩んだ後、晩年スカイ島へ再び戻ります。

一方、プリンスはその後もハイランドを逃げ回り、夢を抱きながら失意のうちにローマで死去します。二人が再び会うことはありませんでした。

 二人の逃亡劇は、わずか4日あまり。この短い旅がスコットランド人の心に今も残っています。
美しいスカイ島の歴史には、イングランドとスコットランドの戦いの悲劇が隠されていました。
(旅名人ブックス「スコットランド」参照)

スカイ島へ来たのなら、タリスカー蒸留所と並び、ぜひとも見学しておきたい場所ですね。

ポートリーの海


インヴァネスのフローラ像

#スカイ島

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