長熟タリバーディンの魅力に溢れた1本でした。
タリバーディン TULLIBARDINE 1966-2001 35yo BLACKADDER RAW CASK #2121 54.8%
one of 160 bottles, Sherry Hogshead
香りは芳醇で強い、シナモンの効きすぎたアップルパイ、仁丹、プルーン、デーツ、強めだが良いウッディネス、ミント、リッチ、飲むと滑らかな口当たりから芳醇に力強く広がる、香り同様にシナモンとアップルパイの強い甘味、バター系のオイリー、キャラメリゼしたナッツ、ミント、強いが嫌味ではないウッディネス、非常にリッチで長い余韻。
【Very Good】
ブラッカダーがロウカスクシリーズで2001年にボトリングしたタリバーディン1966,35年熟成です。
香りの最初から非常に濃縮感と芳醇さがあり,独特の仁丹やシナモンのようなニュアンスがあります。甘そうなアップルパイや各種ドライフルーツの香りに加えて,長熟らしい強いウッディネスはありましたがキツさはありませんでした。
飲んでみると長熟らしい滑らかなテクスチャーを感じますが,長熟ハイプルーフらしい芳醇さを持っておりパワフルに広がってきます。香り同様独特のシナモンフレーバーに富んだアップルパイ,そしてアップルパイに加えてキャラメリゼしたナッツのような強い甘味やオイリーさもしっかりと感じました。
やはりウッディネスは味わいにおいても強めですが,嫌味ではなく非常にリッチな味わいに貢献しています。香りにも味わいにも存在するミントっぽさがともするとねっとり甘すぎる香味を引き締めているようにも感じました。
オフィシャル同様にらしい香味がしっかりと感じられる長熟タリバーディンで,過熟になるギリギリに留まっており非常に美味しかったです。
このボトルは,神戸三宮のMain Maltさんでいただきました。
#タリバーディン (TULLIBARDINE)