今年のものは期待にこたえてくれました。
ロングロウ LONGROW 18yo OB 2013 RELEASE 46%
香りはオレンジ、カラメル、熟したプラム、少しベリー感とミルクチョコ、チーズ少々、しっとり湿った麦とスモーク主体のピート、飲むと粘性のあるテクスチャー、オレンジマーマレードがしっかり、甘味はねっとりしておりやや平坦ではあるがかなり濃厚でコクがある、甘酸っぱさもあり、リッチで長い余韻。
【Very Good】
1年に1回ボトリングされるロングロウ18年オフィシャル、その2013年リリース。
昨年同様に、今年のリリースもシェリー樽を使ったもののようです。
かなり濃厚で複雑さのある香りで、シェリーカスクの影響もあり熟したフルーツ感もたっぷりです。やや樽の影響の後ろに隠れた感じもありますが、ロングロウらしい湿ったニュアンスを伴う麦とピートの主張もあり、酪酸っぽさもうっすらと感じられました。
飲んでも香りから期待する通りに濃厚でした。やや甘さにワイン樽にも感じるようなベタッとした平坦なニュアンスもありますが、甘酸っぱくも感じられる酸味があるためかしつこくはありません。
ロングロウらしさが控えめで若干サルファリーが気になった去年のものと比べると、今年のものはかなり良いと思いました。ちなみに一昨年のものはシェリーの感じられないロングロウらしさが全開のボトルでした。
なんだかんだで毎年のリリースが楽しみなボトルになっていますが、スプリングバンク蒸留所はこういうスモールバッチをいくつもやってくれるのがうれしいですね。ちょっと値段が高めなのが玉に傷ですが。
それと、蒸留所側も毎年違う味なのを意識しているはずですし、せっかくなのでラベルにリリース年の表記を入れてくれるともっと嬉しいのですけど。。。
今回のロングロウも去年のものと全く同じ箱とラベルで、色も近いので毎年買っていてもストックから出して飲むときには区別がつかないと思います。
#ロングロウ (LONGROW)