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ニューリリース:グレンファークラス 1979-2014 オフィシャル The Bow Bar & 信濃屋向け #8801

期待通り,非常にフルーティなファークラスでした。

 

グレンファークラス GLENFARCLAS 1979-2014 OB for The Bow Bar & Shinanoya #8801 50.8%
one of 212 bottles, Plain Hogshead

香りは強くフルーティ、果汁を感じる白ブドウ、桃、洋梨、パイナップル、下支えするしっとりした麦感、心地良いオーク、飲むと柔らかな口当たりからじわじわ芳醇に広がる、やはり強くフルーティ、パイナップル、桃、子供用のドライシロップ薬、みずみずしい果汁とその甘味、淡いオークのタンニンが味を深める、長い余韻。

【Very Good】

札幌のThe Bow Barさんと信濃屋さんに向けて今年ボトリングされたグレンファークラス1979,オフィシャルボトルです。
シスターカスクである前回の信濃屋さん向けの1979と同様,今回もシェリーカスクでないファークラスのようです。

香りは最初からフルーティが全開で,果汁を感じる白ブドウや桃などの多彩なフルーツがしっかりと感じられ,その奥から麦感が下支えしているようでした。
飲んでみても芳醇で,フルーティが前面にでていました。少し薬っぽいケミカルなニュアンスも伴いますが,香りから期待されたようなみずみずしい果汁感がしっかりと感じられ,深みも感じる味わいでした。

信濃屋バイヤーの北梶さんが好みそうなフルーツ感が満載のファークラスで,シェリーカスクでないこともあり一般的に認識されているファークラスらしさとは方向性が違いますが,非常に熟成感のある秀逸なスペイサイドモルトです。
ここまでフルーティが前に出ていると,麦感が消失したりボディがなくなったりすることが多いように思うのですが,それらの要素も保たれていたのがまた印象的でした。

 

#グレンファークラス (GLENFARCLAS)

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