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コンビの片方:ハイランドパーク 1973-2001 オフィシャル #11151

相方がいるボトルです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1973-2001 OB #11151 45.4%

良いシェリー感、アプリコット、熟したオレンジ、レーズンやデーツなどドライフルーツ、薄いメープルシロップ、レザー、ややアーシー、重いピートもしっかり、ウッディネスも心地良い。
飲むと甘酸っぱいプラム、ジャムとカラメルの濃いめの甘さ、思いのほか迫力と粘性はほどほどで、酸味もありバランスの良い味わい、オイルとピートのある余韻。複雑で深みがありリッチ。

【Very Good】

オフィシャルのハイランドパーク1973。シングルカスク#11151です。
高貴な印象とはちょっと違うシェリー感ですが、非常に複雑で陶酔感も感じるような素晴らしい香りでした。
飲んでも非常に美味しく、複雑でリッチですが、私が香りから想像したよりはビッグな感じではなく、まとまりの良い優等生的な味わいでした。やや低めに落ちた度数の影響かもしれませんが、これはこれで非常に美味しいのは言うまでもありません。ハイランドパークに期待する要素がたっぷり詰まったボトルです。

さてさて、
英語はあまり得意でないのですが、ラベルに書いてあることを読んでみると、同時期に蒸留された原酒を詰めた2つのシェリーカスクがあり、それらはほぼ同じ環境で熟成されたのですが味わいが全く異なったということが(たぶん)書いてあります。
どうやら、この赤文字のラベルの他に青文字のものも同時リリースされていたらしく、おそらくそちらはもう片割れの樽でしょうね。
有楽町では以前に2本同時に開いていたこともあったらしく、いつか相方の青文字の方も飲んでみたいです。

・・・なーんて書いていたら、ふっと気づきました。
青文字の方も有楽町で前に飲んだことあるような気が・・・。

調べてみるとやはり2年前に飲んでました。


同ヴィンテージのシングルカスク#11167 50.4%

ただ、残念ながら、
「良いシェリー感でフルーティ。厚みもあって美味しい」【G/VG】
という淡白なコメントしか書いてませんでした。
どうやら、そっちを飲んだ時には結構酔っていたか、マスターや他のお客さんと話すのが楽しくてそれほど真剣に飲んでなかったのかもしれません。
※たまに誤解されてますが、BARではいつも真剣に難しい顔して飲んでいるわけではありません。。。

レーティングでは今回の赤文字のほうが好みだったようですが、当時のコメントと評価は当てにならず、いつか青ラベルにまた出会ったら前回の非礼を詫びつつ真剣にテイスティングさせてもらおうと思います。

#ハイランドパーク (HIGHLANDPARK)

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