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プチSBT 2014/1月 from naoskprs サンプル:C

モルト仲間のnaoskprsさんと以前から定期的にやっているプチSBT、次はCです。

 


(飲む前に写真を撮り忘れたので、ほぼ空瓶です・・・)

以下はブラインドでテイスティングした内容です。

・プチSBT 2014/1月 from naoskprs サンプル:C

香りはエステリーでフルーティ、陶酔感あり、白ワインのブドウ感、洋ナシ、グレープフルーツ、メロン、ややオールドのニュアンス、カスタード。
飲むと穏やかな口当たり、香りのフルーティの広がりもあるが、それよりしっとりしたピートが主張、上品で強くないフルーツの甘味ととても良い酸味、少し炭っぽいピートが余韻まで続く。

【VG】

陶酔感のあるフルーティな香りでのっけからテンションが上がったサンプル。
グレープフルーツを感じる白ワインのような香りの印象で飲んでみると、意外に強く感じられるピートに一瞬どきりとした。
上品でフルーティな甘味と酸味が心地良かった。
また、ボトリング後の経年変化で落ち着いた印象がある。

陶酔感のあるこういう方向性のフルーティは、70年代流通のドロナックのダンピー8年にかなり近い印象。ただし飲んだ後のピートがこんなにしっかりあるものには出会ったことがありません。
あとは、以前ブラインドでオールド予想をして外した長熟のグレングラント1972もこういう方向性のフルーツを持っていたように思います。他にこういうフルーティのあるものでさっと思いつくのはここ数年で飲んだものからグレンロッシーやオールドのローズバンクでしょうか。
フルーティをベースに予想すると上記のようになりますが、もうひとつの特徴と思われるピートをベースに選ぶとボウモア60~70年代のセスタンテ加水ボトルなどでトロピカルがあまりないもの、またはラフロイグのフルーティなものということになるのですが、さすがにアイラだったら香りももっとピーティな気がします。
いずれにしてもとても美味しいボトルで、今回の4種類の中では断トツで好みでした。

・予想
1、グレンドロナック8年ダンピー
2、グレングラント70年代蒸留、近年詰め
3、グレンロッシー70年代蒸留、近年詰め

 

以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
 
正解は・・・、
 

 

 

 

グレンエルギン GLENELGIN 1972-2002 30yo Douglas Laing OMC 50%

陶酔感のあるフルーティがあり今回自分的にはダントツ一位のこのサンプル、OMCのエルギン1972でした。
ドロナックダンピー8年にかなり近いニュアンスのあるフルーティでしたが、言われてみれば、この白ワインのようなブドウ感は、グリーンエルギンにも感じられた要素でした。
ただし、エルギンにしてもこの強いピート感は解せない部分ではあります。

ブラインドテイスティングでのこういう経験は、普段通り飲んでいるときに比べると記憶に刻みつけられますので、良い経験になりました。
同じようなスペックのエルギンと出会ったら、同様のピート感を探してみたいと思います。

 

#グレンエルギン (GLENELGIN) #SBT

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