ラベルはボロボロですが中身は突き抜けた素晴らしさでした。
ロングロウ LONGROW 1973-1985 OB for SAMAROLI 53%
香りは生ハムメロン、グレープフルーツ、濡れたレザー、チーズ、バニラ、塩素、蜂蜜、魚介ダシ、旨そうな麦、土、スモーク、タール、複雑でリッチ、飲むと淡い粘性、芳醇にスパイシーに広がる、皮つきのグレープフルーツ、うっすらグァバや桃、バニラ、上質なラム肉、強い麦の旨味、チーズの旨味、強くスモークとタール、旨味の濃い長い余韻。
【Excellent】
サマローリが1985年にボトリングしたオフィシャルのロングロウ1973,ハイプルーフです。
香りは生ハムメロンや柑橘系のフルーツに,濡れたレザーやチーズ,ダシ,土,塩素っぽさやタールを伴う強いピート感など,当時のロングロウに期待する成分が次々と湧いてきました。
飲んでもパワフルで芳醇であり,瓶内変化のためかうっすらとグァバや桃っぽさも感じました。麦の旨味だけでなくチーズやラム肉っぽさも感じるような旨味があったのも印象的でした。
もちろんピートも強く,アードベッグほどではないですが全体にややクールな印象もあり,同時に飲んだドロナックの暖かいニュアンスと好対照でした。
ピートと旨味の塊のようなモルトで,素晴らしく美味しかったです。
サマローリ氏はロングロウが特にお気に入りだったということですが,これを飲むとそれも納得です。
このボトルは,有楽町キャンベルタウンロッホさんの16周年で開栓されたものをいただきました。
今年は10周年記念以来のサマローリ一斉開栓でしたが,やはり例年同様にすぐ無くなりました。
#ロングロウ (LONGROW)