さすがの熟成感ですが,過熟感がキツくなかったのは不思議でした。
グレングラント GLENGRANT 1966-2010 43yo GM celtic label #2928 52.1%
one of 130 bottles, 1st Fill American Hogshead
香りは非常に熟成感あり、強くエステリーでフルーティ、缶詰の桃とそのシロップ、グレープフルーツ、オレンジリキュール、モスコミュール、カモミールティー、オーク、淡く若葉、飲んでも陶酔感のある長熟感、果汁っぽさのあるパイナップルやアプリコット,そのフルーティな甘味、ほどよい酸味、オークのタンニンはキツくない、上品で透明感あり、陶酔感のある長めの余韻。
【Very Good】
GMのケルティックラベルのグレングラント1966,43年熟成のシングルカスクです。
まさにスペイサイドの長熟,それもボトラーズという強いエステリーさと非常に多彩なフルーツが感じられる香りで,モスコミュールやカモミールといった要素もあって陶酔感がありました。
飲んでも香り同様に非常に熟成感や陶酔感を感じる多彩なフルーツがあり,甘味と酸味のバランスも良く,不思議なくらいオークのキツさもありませんでした。そのためか上品でクリアな印象を持ちました。
さすがに太い麦感は香り・味わいともに失われているようでしたが,度数があるためかボディがスカスカという感じではなく,フルーティさに大きく振れたタイプとしては飲み応えもそれなりに保たれていました。
私は熟成が長くても麦感のある程度残ったタイプが好みなのですが,ここまで突き抜けてフルーティな方向に振れて,それでいてボディも残っているとなれば,すごく美味しいと思いますね。
とにかく不思議なのは,ファーストフィルアメリカンホグスで43年熟成という表記なのに,全くと言っていいほどウッディさや樽のエグ味が感じられないということです。
超長熟グレンリベットなんかにもこういうものが散見されましたが,GMにはこういう不思議な樽が存在します。私の持つファーストフィルアメリカンのイメージと異なる樽があるということなんでしょうが,GMの謎のひとつです。
#グレングラント (GLENGRANT)