皆様,2015年あけましておめでとうございます。
今年も年明け早々飲んでます。
最初の1杯は,よしのやさんと有楽町キャンベルタウンロッホさんがボトリングしたオルトモア1992にしました。自宅では本日開栓です。
なんとなく,新年最初の1杯はニューリリースにしたいという気持ちがあるんですよね。
以前記事にしたとおり,最近のリリースの良いものらしい華やかな香味ですが,それに伴いがちな生木っぽさが少なく飲み心地が良いですね。開栓直後ということもあるのか,有楽町で飲んだ時よりも全体のバランスの中で蜂蜜感が前面に出ている印象です。
酔ってなんとなく飲み続けるのにも良く,何より暖かく前向きな気持ちになるニューリリースで,今年も新年にふさわしいものがいただけました。
さて,昨年も多くのボトルとの出会い,そしてウイスキーに関わる人達との出会いがたくさんありました。それが励みになり,なんとかブログも毎日更新することができ,早いものでブログ開設から1500本以上のボトルをご紹介することができたようです。
また昨年は,ボトルのご紹介だけでなく,「モルト初心者にオススメするウイスキー」や「ウイスキーの知識や資格に関する私見」といった,モルト初心者の方に向けた記事を書くことができ,それに関する意見交換をできたのも感慨深かったです。
そして,昨年は開栓後やボトリング後の変化について考える機会の多い年でもありました。
私は1回のテイスティングでもじっくり真剣にやれば大筋はそのボトルの魅力を感じることができると思っていますが,たまに開栓後の時間と共に劇的に変化するものもあり,そういうものに出会うと,自分のテイスティングノートやレーティングは,そのボトルの一生の一瞬を切り出して語っているにすぎないんだなと実感します。
また,突き抜けたものもぽつぽつ出始めた90年代蒸留のものを中心に,ニューリリースのボトル達がこれからどんなふうに変化して私たちを楽しませてくれるのか,今までの経験から予想できる部分とできない部分があり,また予想できてもその通りになるかどうかもわかりませんが,これからも考えながらストイックに飲み続けることでその精度を上げていけるのではないかと思っています。
ウイスキーとはこれからも長いお付き合いをしていくつもりですので,将来を見越した楽しみ方をしていきたいです。
今年も,ニューリリース・オールド問わず素晴らしいボトルに出会えるのを楽しみにしています。
皆様にとっても素敵な1年になりますように。
今年も宜しくお願いいたします。
T.Matsuki
#考えたこと