長熟スペイサイドらしいロングモーンでした。
ロングモーン LONGMORN 1975-2007 31yo THE WHISKY FAIR 52.9%
one of 116 bottles, Bourbon Hogshead
香りは強めのウッディネス、アプリコットジャム、マーマレード、バニラ、ミント、ハーブ、奥からこなれた麦感、リッチ、飲むと滑らかな口当たり、アプリコットジャムやパイナップルの濃い甘味、良いウッディネスのタンニンの渋味、ミント、バニラクリーム、オイル、リッチで熟成感のある長い余韻。
【Good/Very Good】
リンブルグウイスキーフェアから2007年にボトリングされたロングモーン1975,31年熟成です。
香りはまず強いウッディネスが感じられ,その後ジャムのような濃縮感のあるアプリコットやオレンジが感じられ,バニラやハーブのニュアンスもあってリッチでした。
飲んでみるとやはりジャムっぽい甘味が強めで,パイナップル系のトロピカルフレーバーも顔を出します。ウッディネスは香り同様に強めで,タンニンも強めに感じますが嫌味になる手前に留まっているようでした。
ややクリーミーでオイリーなテクスチャーがあり,リッチで熟成感のある余韻は長かったです。
同一ヴィンテージのLIFEのロングモーンのようなはっきりとしたトロピカルフレーバーはありませんでしたが,熟成感がありリッチなロングモーンでした。ややウッディネスの主張が強く過熟な気もしましたが,長熟スペイサイドらしい香味でした。
そういえばこのボトル,発売した約7年前に自分でも買って1本飲んでいるのですが,当時飲んだ時とあまり変化が無いように思いました。
特にボトリング当初に飲んだものは,5年くらい経つとちょっと雰囲気が変わってくることが多いように思うのですが,今回はそうでもありませんでした。
ボトリングの段階で,すでにかなり熟成しきって安定しているということでしょうか?
確かに長熟のカスクストレングスは,オールドでも瓶内での経年変化が少ないことが多いように思いますし。
もしかすると似た系統のボトリングが多いエージェンシーあたりのボトルも,良い意味でも悪い意味でも瓶内での変化度が少ない可能性が高いような気がします。
度数が高いものも低いものも含めてそこそこの本数が家にありますが,開けるタイミングを考えてしまいますね。。。
#ロングモーン (LONGMORN) #考えたこと