蒸留所には意外といろんな年代の良い樽があるのかもしれません。
トマーティン TOMATIN 25yo OB 43%
現行品
加水らしい発香の良さ、エステリーでフルーティ、桃といちじく、杏、トロピカル要素もある、優しい麦感。
飲んでもフルーティで、1976に代表されるややケミカルな要素のあるトロピカル感がしっかり。ほどよいフルーツの甘み、オフィシャル加水らしいバランスのとれた味わい。
【Good/Very Good】
現行のオフィシャルトマーティン25年熟成。
今回初めて飲みましたが、人気の1976年蒸留のものに感じるような桃やトロピカル感が結構しっかりあって、香りも味わいもかなりフルーティです。
ブラインドで飲んでも恐らくわかるくらいしっかり出ています。
シングルカスクの1976のように強い味わいではありませんが、オフィシャル長熟の加水ボトルらしい良い発香と口当たり、バランスの良さがあります。
このボトルを飲んで非常に意外だったのは、逆算するとメインは80年代蒸留の原酒だろうということです。
1976年とその周辺のヴィンテージに特有と思われている特徴が、実は出回っていないだけで80年代のものにもあるのではないかと期待してしまいます。
そのうち、80年代でもこういうフルーティなシングルカスクがリリースされることもあるのかもしれませんね。
#トマーティン (TOMATIN)