なんとなく移行期のニュアンスを感じました。
ラフロイグ LAPHROAIG 10yo OB CASK STRENGTH 57.3%
90年代後半流通
しっかりイソジンとスモークのピート、奥から凝縮した熟したオレンジ、抹茶、しっかりと良い麦、潮、ナッツ、パワフルかつフルーティ、濃い蜂蜜の甘味とダシの旨味、炭っぽいピートが長く残り重厚。
【Good/Very Good】
90年代後半あたりに流通していたらしいラフロイグ10年のカスクストレングス。
蒸留は80年代後半でしょうか。
ファーストフィル以外のバーボン樽も含まれていると思われる、柑橘系の粉っぽさを伴うフルーツ感も感じられて好印象でした。
らしいヨードの強いピートも強く主張し、短熟カスクストレングスならではの迫力と濃厚さもあり、とても旨いですね。
80年代前半以前の蒸留のような強いフルーツ感はさすがにありませんが、同じベクトルのフルーツがちゃんと残っているように感じます。
ボディやピートの迫力は強まっているように思われ、もしかすると、80年代半ばはミドルカットをフェインツの方向にずらした時期なのかもしれませんね。
#ラフロイグ (LAPHROAIG)