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これまでのテイスティングノート28:スプリングバンク 1969-2005 36年 チーフテンズ #793

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1969-2005 36yo CHIEFTAIN’S #793 57.3%
WOOD TYPE: Refill Fino Sherry
one of 540 bottles

・香り:
熟したグレープフルーツ、粉っぽい凝縮したフルーツ、白と黄色の花束、干し草、らしい華やかなジャム感、乾いたモルト、ナッツや白ブドウっぽい白ワイン感はフィノカスクからだろうか。わずかにピートも感じる。

・味わい:
らしい華やかなフルーティがしっかり、グレープフルーツと白ブドウ、わりとスパイシー、飲んでも粉っぽい噛み応えのあるフルーティ、乾いたモルト、ナッツ、シロップのような甘さ、ブリニーでまさにという感じ、ほど良い渋味、後半はピートとオイルあり。ミディアムボディ。

・余韻:
 モルティとフルーティのバランスが良くスパイシーでブリニー。 ほど良いピートもあり心地良い。

・加水:
全体に爽やかさが増すが崩れない。

・総評:
まさにフィノカスク+1970前後のSPRINGBANKという感じ。大好きな味。

【Very Good】

貴重品になってしまった60年代のSPRINGBANKとしては、今でもTWEなどで比較的安く入手できCPの高いボトルです。らしい味がちゃんとあり美味しいですが、強い味ではないためか飲み飽きせずどんどん飲んでしまいます。

〈2012/1/27 whiskylinkで公開〉

2012/9/14  追記:
これをwhiskylinkに投稿した時は海外サイトで普通に買えたのですが、さすがにもう買えなくなってしまいました。スプリングバンクは現行のものでも美味しいものがあると思っていますが、この味が出てくるかどうかといえば難しいと思います。粉っぽい凝縮感のあるフルーティが心地よくいくらでも飲んでしまうのですが、飲み過ぎるとストックが枯渇した未来の自分に恨まれる気がします。

 

 

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

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