モルト仲間でこのブログにもコメントを下さる大島さんから、ブラインドサンプル2種類が届きました。
前回のAに続いてBです。
(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
・大島さんブラインドサンプル:B
香りはイチゴジャム、バター系オイリー、ワックス、ナッツ、貴腐ワイン、蜂蜜、紅茶、飲むと深いコクのある蜂蜜の甘さ、やはりオイリーでヌルッとした舌触りがある、後半はナッツと麦の旨み。
【G/VG】
イチゴジャムの様なフルーツ感とバターの様なオイルのニュアンス、そして蜂蜜の甘味が特徴的。全体に穏やかで、加水だろうか。舌触りのぬるっとした感じやワックスのニュアンスからはクライヌリッシュが疑われた。
ジャム感からはスプリングバンク、ナッツのニュアンスからハイランドパークを予想に入れてみた。
予想
20~30年熟成、43~46%
・クライヌリッシュ1980年代
・スプリングバンク1970年代
・ハイランドパーク1970年代
あとはグレンロッシーなんかを考えた。
以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
正解は・・・、
ABERFELDY アバフェルディ1983 27yo EXCLUSIVE MALTS #2804 43.4%
one of 215 bottles
80年代のアバフェルディでした。
最近有楽町でも注目度の高いアバフェルディですが、流通しているボトラーのものを購入されたそうです。
このBは苦手要素が無く好きな系統だったこともあり、しっかりテイスティングできたと思いましたが、アバフェルディは思いつかなかったですね。
予想通りだったのは熟成期間と度数くらいですね。
カスクストレングスにしてはやや加水の様な薄めの印象ではありましたが、熟成感や複雑さもあり、80年代蒸留として改めて飲んでみてもかなり美味しいものだと思います。
値段も9000円程度とのことですし、この内容ならCPも良いですね。
アバフェルディは最近いろいろ飲んで、蜂蜜っぽさが特徴的な蒸留所というイメージは強くありましたが、ブラインドで飲んでもそれをメインの個性と思うのか否かというのは気になっている点ではありましたので、今回コクのある蜂蜜を感じられたのは良い経験になりました。
大島さん、今回も楽しい出題をありがとうございました。
近々、またお返しのものをお渡しします。
#アバフェルディ (ABERFELDY) #SBT