熟したトロピカル感がかなり充実していました。
ブッシュミルズ BUSHMILLS 1991 21yo WHISKY Magazine Selection for Main Malt & Campbeltoun Loch #SA-5-91 57.1%
香りは濃縮感のあるアプリコットジャム、オレンジ、桃、煮詰まった紅茶、オイル、淡くしっとりした麦感、飲むとややケミカルだが強く熟したトロピカルフルーツや桃、オイリーで粘性あり、コクのある強い甘味、少しピーティ、フルーティでオイリーで長い余韻。
【Good/Very Good】
三宮のメインモルトさんと有楽町のキャンベルタウンロッホさん向けに最近ボトリングされた2種類のアイリッシュウイスキー1991、21年熟成。
記載はありませんがブッシュミルズのシングルモルトということです。
まずは#SA-5-91の方からいただきました。
香りからは濃縮されたフルーツやアイリッシュらしいオイル、しっとりした麦が感じられ、飲むとややケミカルなニュアンスも伴いますが強いトロピカルフルーツと桃を感じます。これはベンリアックやトマーティンの1976なんかによく感じるものとかなり近い印象でした。
やはりアイリッシュらしい粘性のあるオイリーさがあり、紙っぽさはほとんど感じません。そしてややピーティさも感じました。
濃いフルーツの甘味とオイリーさが口内にまとわりつくように残り、余韻は長いです。
以前にミドルトンを記事にした時にも書きましたが、アイリッシュのトロピカル感ってベンリアックなどのフルーティさと近いものがあります。紙っぽいものも散見されるのですが、このボトルにはフルーツは強く紙っぽさはほとんどありませんでした。
このニュアンスは、アイリッシュ伝統のピュアポットスチルウイスキーのフレーバーだと思っており、原料に使っている未発芽麦芽などの影響でできるものだと思っていたのですが、ブッシュミルズといえば麦芽100%でポットスチル3回蒸留をする蒸留所ですよね?ローズバンクやオーヘントッシャンなんかと同じようなつくりなんですよね。
なぜこの蒸留所でもアイリッシュらしいオイリーでトロピカルなニュアンスが出るのか非常に不思議です。
#アイリッシュ (IRISH)