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スプリングバンク 10年 オフィシャル 57% イタリア向け 80年代流通

この系統は劣化しづらい印象です。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 10yo OB for Italy 57%
80年代流通

香りは色と同様クセがなく澄んでいる。シトラスなどの柑橘と若葉や青草のグラッシー、プレーンな麦芽感、淡いピート。
飲むとヒリヒリとスパイシーで噛み応えのあるテクスチャー、プレーンでストレートな麦芽の旨味、しっかりと塩気、淡いオイルとピート、クセのない麦芽の余韻。

【Good/Very Good】

80年代後半くらいに流通していたと思われる、イタリア向けのスプリングバンク10年カスクストレングスです。

中身は主に70年代後半の蒸留だと思いますが、シェリー樽の少ないその時期のスプリングバンクに多いプレーンなタイプですね。

さっぱりした柑橘やグラッシーなニュアンスがメインで感じられ、樽感が薄いためプレーンな麦芽の風味や旨味がダイレクトに感じられました。

そして、潮気やピート、オイルなど原酒の個性も十分に感じられました。

濃縮感はあるもののまだ刺激が残っており、そこまでクリーンな作りではないはずのスプリングバンクでも、ここまでプレーンだと経年変化は出にくいですね。

余談ですが、近年リリースのスプリングバンク10年の"GREEN"がかなり似た香味だと感じていたのですが、それを確認できた1本でもありました。

※この記事は、自粛前に飲んで書き溜めていたものです。
 

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

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