ナチュラルさもあって美味でした。
ベンリアック BENRIACH 1972-2007 34yo OB #3580 49.7%
one of 179 bottles, Hogshead
香りは非常にフルーティで華やか、ややエステリーで果汁感のある洋梨やオレンジ、加熱したりんご、カスタードクリーム。
飲んでも香り同様に突き抜けたフルーティがあるがケミカルさはそれほど強くない。カスタードクリーム、ボディと旨味もあり余韻はフルーティで長い。
【Very Good】
2007年にボトリングされた、オフィシャルシングルカスクのベンリアック1972、34年熟成。
1976ヴィンテージの高評価などによって愛好家の間でブームになる前にボトリングされていたもので、当時私も1本買ったボトルです。
香りにおいても味わいにおいても、やはり非常に華やかで突き抜けたフルーティさが魅力的で、フレッシュなものや加熱したものを含めて多彩なフルーツ感を堪能できました。
これも70年代ベンリアックらしくフルーティさを楽しむボトルであることに間違いはないと思いますが、76のホグスヘッドなど典型的なものと比べるとケミカルな要素が少なくナチュラルなのが印象的で、加えてボディやモルティな旨みも残っていたのも魅力的でした。
昔はこの1972も飲んでいたのに1976のフルーティさにメロメロになっていた気もしますが、嗜好の変化なのか現在では同じフルーティなモルトでも枯れ感が少ないこの72のほうが好みになっています。
今回は、このボトルの魅力を再確認することになりました。
#ベンリアック (BENRIACH)