以前飲んだ2008ヴィンテージとも共通点のある仕上がりの良さでした。
オーヘントッシャン AUCHENTOSHAN 2008-2017 9yo OB DISTILLERY CASK HAND BOTTED #310 59.2%
香りは甘やかで強いシェリー感、強く黒糖、ブドウの皮やプルーン、ビターチョコレート、ハーブ、ニスを塗った新しい机のようなウッディネス。
飲んでも支配的なシェリー感、じわじわと刺激あり、コクのある黒糖の甘味とブドウの皮のタンニン、若さが見え隠れするが雑穀っぽさはあるが紙っぽさは控えめ。
【Good/Very Good】
オーヘントッシャン蒸留所で手詰めして購入できるボトルで、2008年ヴィンテージの9年熟成です。
シェリー樽がしっかり効いており、若くして相当に仕上がっているオーヘントッシャンでした。
以前に飲んだ同ラベルで2004年ヴィンテージのシェリーカスクがあり、同一資本の山崎に似たシェリー感だという話を書きましたが、このボトルにも同様のニュアンスがしっかり感じられました。
多彩なフルーツやハーブ、チョコレート、そして独特のウッディネスと、香味は9年とはとても思えないほどに複雑でした。
飲むとさすがに若さも見え隠れしますが、樽感でしっかりマスク出来ており、何より私の苦手なオーヘントッシャンの紙っぽいニュアンスもしっかりマスクされていたのも好印象でした。
こういう樽は、サントリーさんの系列蒸留所はどこも持っているのではないかと思いますので、他で飲むのもこっそり楽しみにしています。
#オーヘントッシャン (AUCHENTOSHAN)