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2018年 元旦のご挨拶

皆様、新年あけましておめでとうございます。

昨年を思い出してみると、転勤と引っ越しでバタバタし、その後も最前線に立っている本業の仕事が猛烈に忙しかったということが記憶の8割を占めます。。。

ライフワークであるウイスキーのテイスティングのことが後回しになってしまったことは否めません。
ブログの更新もペースが落ちてしまいました。

しかし、ウイスキーガロアのテイスターに選出されましたし、島地勝彦さんと対談させていただき立木義浩先生に写真まで撮っていただきましたし、真剣に飲み始めて今まで約15年、ストイックにやってきたことが認められたというか、形になった1年でした。

これまでの人生でも何度かありましたが、どういうわけかいろんなことが同時に脂が乗って充実しだすことってありますよね。
本来はバラバラに来てくれると体力的にもありがたいのですが。。。

転勤以来、年末までずっとそんな調子でしたし年が明けても環境は一緒ですから、私の"人生の真夏日"はまだしばらく続きそうです。

ここ数年、ニューリリースで良いものが増えていると感じる一方で、ウイスキーが急激に高騰しており、しかもメーカーさんごとの値付けの基準にも大きな差がでていると感じています。しかも、スペックよりも中身の良し悪しの判断で値付けがなされることが増え、熟成年数のわりに妙に高いなと思っても飲んでみると際立って良質だったりすることがしばしばです。

また、そうした最新情報に精通した売り手と、飲み手の値ごろ感に関する感覚の差も顕著になってきているように思います。
私自身もそんな現状で、目の前のボトルを何と比べて高い安いと判断するのが妥当なのかがわからなくなったりしますが、ボトルもそれなりに買いますし、その辺は買い手・飲み手として明確にしていきたいと考えています。

しばらくは更新頻度が落ちたままになりそうですが、このブログは続けていくつもりです。
好みとはまた別次元の話として、テイスターとしての感覚が偏らないよう新旧のボトルをバランスよくテイスティングして、目の前のボトルの本質をもっと深く評価できるようになりたいです。
ニューリリースの後々の姿、枯れてしまったオールドボトルのピーク時の姿など、テイスティングしたときにもっと明確にイメージできると素敵ですね。

ここのところ、自宅ではそれほどしっかり飲めませんでしたが、今年の年越しモルトは生まれ年のダルユーイン1980にしました。

最近開けたのですが、やはり非常に美味しいです。
いま改めて飲むと、リリース時の印象だったディアジオさんらしいプレーンなタイプというより、全体に樹液っぽさがあり、リッチな樽感と原酒の味がバランスよく主張するタイプですね。らしいナチュラルな熟成感は期待した通りです。
今年は、本業に影響がない範囲にはなりますが、自宅でじっくりボトルとお付き合いする時間も取りたいですね。

私は生来の欲張りなので、今年も引き続き無理はしますが途中で倒れないようにしつつ、手を抜かず精進して日々を充実させていこうと思います。

今年も皆様にとって、素晴らしい1年になりますように。

T.Matsuki
 

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