久しぶりに飲みましたが自分がとろけそうになる美味しさでした。
ラフロイグ LAPHROAIG 1974 31yo OB for La Maison du Whiksy 49.7%
one of 910 bottles, Sherry Wood Casks
香りは妖艶で濃厚、濃縮ブドウ果汁やプルーン、マンゴーを含む熟したトロピカルフルーツ、高級チョコレート、腐葉土やなめし皮、煮詰まった魚介のダシ、ヨードのある強く重いピート、極めてリッチ。
飲むとトロリとした口当たりから強烈に芳醇に広がる、香りよりしっかりとトロピカルフルーツ、皮ごと絞った濃縮ブドウ果汁、ジューシーで強い甘味とそれを引き締め深めるしっかりめの渋味、滋味深い腐葉土、ヨードのある強いピート、セクシーさを伴う陶酔感のある長い余韻。
【Excellent】
メゾンドウイスキー向けにボトリングされたオフィシャルのラフロイグ1974、31年熟成。
お目にかかれるラフロイグのオフィシャルボトルの中で、最も評価が高く高額で取引されているものです。
前回有楽町で開栓されたときには3日で終わってしまい飲みそこなったため、私もずいぶん久しぶりに飲みました。
濃厚かつジューシーな陶酔感のあるシェリー感とアイラモルトの雄たるラフロイグの個性が高い次元で融合したすごいボトルで、しかも長期熟成の枯れ感に伴って出てくるものとは異質のトロピカルフルーツの要素が強く感じられます。
旨いシェリーカスクのアイラモルトに欲しい要素をすべて持っているだけでなく、獣っぽいなめし皮やアーシーな要素など妖艶で深みを感じる要素、そして露骨に感じるほどのトロピカルフルーツなどプラスアルファ要素を多く含んでいます。
余韻の陶酔感も素晴らしく、ボディもあるためいつまでも続くようです。
ラフロイグでこういうシェリーカスクのオフィシャルボトルは他になく、元々は個人で持ち込んだ特別なシェリーカスクで長期熟成したものを、蒸留所が買い取ったという話を聞いたことがあります。
真偽のほどはわかりませんが、そのエピソードに納得できる内容です。
文句のつけるところがない完璧な1本で、奇跡的に自分でも1本持っているのですが宝物です。いつ開けるのかは本当に悩みますね。
#ラフロイグ (LAPHROAIG)