かなり変わった香味でした。スコシアは面白いですね。
グレンスコシア GLENSCOSIA 2006-2016 9yo OB SINGLE CASK DISTILLERY EDITION No.003 #536 56.9%
香りはジンのような柑橘感と青リンゴキャンディ、やや人工的なニュアンス、シャープでライト。
飲んでも香り同様にジンのジュニパーベリー、さっぱりした甘味と酸味、缶詰のフルーツのような金属感、度数を感じない。
【Interesting】
蒸留所限定のグレンスコシア2006、シングルカスクで9年熟成です。
蒸留所限定ナンバーが003、リリースが2016年5月と書いてありますから、シングルカスクなのに1年以上売っているということになります。
昨今のモルトブームでとなりのスプリングバンクにも観光客が結構来ていることを鑑みると、ちょっと寂しい感じがします。
また、001と002もあったはずなので、蒸留所限定は結構前からやっていたのでしょうか、ちっとも知りませんでした。。。
さて、気を取り直して肝心の中身ですが、非常に個性的です。
というか、ノージングのファーストインプレッションでジンのようなニュアンスのある柑橘感が強く感じられ驚きました。
このニュアンスは飲んでみても同様に感じられ、甘味と酸味もさっぱりしており、鋭くクールな印象でした。
深みや多彩さはあまり感じられず、樽熟成したブラウンスピリッツという感じがしませんでした。
決しておいしくないわけではないのですが、モルトだと思って飲むとどう味わって良いのかわからないほどに個性的でした。
ソーダやトニックで割って飲んだらかなり美味しいかもしれません。
最近のスコシアは、ミルキーでまったりしたボトルが多く、完全にそっちをイメージして飲んだために余計面食らったのかもしれません。
無くなる前にもう一度飲んでみようと思います。
#グレンスコシア (GLENSCOTIA)