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ラガヴーリン 16年 オフィシャル 80~90年代流通

素晴らしく濃厚で旨いアイラの巨人です。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 16yo OB 43%
1980~1990年代流通

香りは少し妖艶さのあるオールド感、滑らかなアプリコットや少し洋梨っぽいジャム、樹液、麦の旨味、凝縮した麦と魚介の旨味、ヨードのある力強いピート。
飲んでも重厚で旨味がたっぷり。粘性あり。プラムとアプリコットのジャム、オイル、コク深い甘味、魚介の旨味、ヨードのある強いピート、リッチで長い余韻。

【Very Good】

80年代後半から1990年前後くらいまで流通していたラガヴーリン16年オフィシャルボトル。
微妙に違いますが今と近いラベルで、当時のスタンダードです。

粘性を伴うアプリコットジャムや樹液っぽさ、そしてリッチでコクのある甘味や魚介系の旨味を伴うパワフルなピート感、そういった現行にも感じるらしい要素がひときわ強く感じられました。

そして少しうっとりするようなオールド感も帯び始めていたのも好印象でした。

ラガヴーリンはスタンダードボトルがシェリー感の強い12年熟成から16年になって以降は、昔も今も同様の個性がしっかりと感じられ、スタンダードの中でも特に安定感のある美味しさだと思います。

しかし、経年変化もあるのか作りの違いなのか、やはりこのあたりのものは、現行品にも強く感じる濃厚さや深みにおいてさらに秀でているように感じました。

オールドのカスクストレングスを飲んだ後のような、かなりの満足感のある1杯でした。

 

#ラガヴーリン (LAGAVULIN)

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