3本飲んで、樽番号やスペック表記に疑問ありです。。。
ラフロイグ LAPHROAIG 2001-2016 15yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #12787 56.2%
one of 270 bottles, REFILL HOGSHEAD
香りは良いシェリー、プラムジャム、キャラメリゼしたナッツ、ビターチョコレート、焦がした麦、リッチ、うっすらなめし皮、磯っぽいヨードのある強いピート。
飲むと芳醇に広がる、ビターチョコレートとキャラメル、アプリコットジャム、じわりと麦の旨味、ジャム系のコクのある甘味、心地よいタンニン、しっかりめの硫黄系サルファリー、ミーティでリッチ、ヨードの強めなパワフルなピート、長い余韻。
【Good/Very Good】
ハンターレインのスチュワート氏の息子であるアンドリュー氏が立ち上げたボトラー、エディションスピリッツのファーストエディションからラフロイグ2001、15年熟成です。
非常に美味しかった同スペックの#12387に続き色の薄い#12787バットがリリースされ、2匹目のドジョウはいなかったことを痛感した直後でしたが、まさかの3匹目登場。(笑)
今度は色が濃く、どういうわけか色が薄かった#12787とカスクナンバーが一緒です。
こちらはリフィルホグスヘッドとされていますがアウトターンは同ナンバーのバットよりも多く、いまいち納得できません。
カスクナンバーはラベル作成の際にコピペして変え忘れた、そして前回の色の薄いものがリフィルバーボンホグスヘッド、ということであればいろんな意味で納得なのですが。。。
アウトターンに関しては、ハンターレインはシェアで詰めたりもするのでもはやよくわかりません。
さてさて、とりあえず肝心なのは中身です。
1匹目のドジョウである#12387と同じような色合いで期待が膨らみます。
香りはかなり近いものがあり、良いシェリー感があってこのスペックでは感じにくいなめし皮のようなニュアンスもあり、ラフロイグらしいヨードの強いピートもあってリッチで非常に多彩です。
飲むと芳醇な広がりを見せ、一瞬かなり期待するのですが、多彩な要素の中に結構しっかりと硫黄がいました。
このサルファリー要素がなければ、チョコレートやフルーツ感も多彩で旨みもあり、甘味と渋味のバランスも良く、かなり良い仕上がりであったと思います。
経験上、サルファリー要素は時間と共に深みになることがあるので、もしかしてもしかすると、20~30年後に秀逸だった#12387と比べて飲んだらこっちが美味しかったなんてことが、、、あるといいなぁ。(笑)
#ラフロイグ (LAPHROAIG)