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スコットランド旅行記 5/21 (5日目) 前編

朝6時に起床。
蒸留所に並ぶ日なのに朝から土砂降り。自分の雨男ぶりに泣けてくる。
みんなスコットランドだからしょうがないよと言ってくれるが、目で責められている気がする。。。

本命のラガヴーリンの本数が3000本以上(18年熟成)という直前の公式発表を踏まえ、同時に発売開始される600本程度と見込まれるボウモアのハンドフィルを買う部隊と二手に分かれることにした。私はボウモア部隊に配属された。

7時に出発し、ボウモアのビジターセンター前で待機。200周年のラガヴーリンに人気が集中したのかまだ待っている人はなく1番乗りだった。


※ビジターセンター前。前回来た時にはなかった流水のモニュメントみたいのものがあった。

しかしその後は次々と各国のマニアとおぼしき人達が集まり、雨が降って寒かったこともあって通常の9時より早くオープンして中に入れてくれた。

スコットランドでは午前10時より前の酒の販売は法律で禁止されているためすぐには買えず、10時までビジターセンター内で待機。ボウモアのフェスボトル(1500本限定)は中に山積みになっており、ハンドフィルはウェアハウスで詰めるとのこと。お祭りらしくハイテンションな蒸留所スタッフから待っている人達にウイスキー(ブラックロック)が振舞われた。

時間になり、フェスボトルと併せて会計を済ませてからウエアハウスに移動。いわゆるヴァリンチと言われる樽からウイスキーを汲み出す道具を使わせてもらった。とても楽しかったが、結構こぼれてしまうのがもったいない。。。ラベルや添付文書に度数やサインなど必要事項を記載して貼って完成。この作業を同行したみんなでボトリングした数だけ手分けして行った。だんだん上手くなり息も合ってきて、やるほどに効率が良くなっていった。


※ハンドフィルの樽とご対面

※ヴァリンチで樽からウイスキーを汲み出す。これが意外に難しい。。。

すべて終わったところでラガヴーリンに移動。

さすがバイセンテナリーイヤー、すでにものすごい数の人達が並んでおり、長い行列ができていた。しかも進みが異常に遅い。どうやらこれだけの人数に対してレジは2か所、クレジットカード決済できるレジは1か所しかないとのこと。。。
先に並んでいた仲間たちは寒さと雨でボロボロになりながらもなんとか購入寸前のところまできていた。

その後も変わらず雨が降ったり晴れたり、服も濡れたり乾いたりを繰り返すことなんと3時間40分、やっと念願のラガヴーリンアイラフェスボトルを購入することができた。同時にジャズフェスティバルのボトルも販売しており、こちらも併せて購入した。


※画面右奥の蒸留所に向かって長蛇の列。
   この行列は半分くらいいったところで撮影。実際は雨の中でこの倍は並んでました。

その後はラフロイグに移動し、こちらも本日発売になったアイラフェス向けのカーチェス(カーディス)を購入。マデイラカスクフィニッシュで、試飲をしたが不自然なところはあまりなく、コクのある強い甘さが印象的だった。なお、ボトルの発売日なのにラフロイグは全然混んでいなかった。島に渡っている人達の大半がアイラモルトのファンだけあって、ラフロイグは例年通り本数が多く、急がなくてもしばらくは購入できるであろうことをわかっているのだ。


※お約束の撮影ポイントも全然混んでませんでした。(笑)

続いてアードベッグへ。こちらもそれほどは混んでいなかったが、前回の訪問時と全く雰囲気が異なっていた。かなり小規模で素朴で飾り気のない雰囲気だったのが、建物に壁画があったり、地面に大きなロゴがあったり、とにかくオシャレで観光客を意識した外観になっていた。聞くところによると去年のバイセンテナリーイヤーに改装したとのこと。なんといっても大きな資本がバックに付くとやはり違うのだ。

アイラフェスボトルであるダークコーヴの一般向けラベルは後日のアードベッグデーに発売されるため、まだアイラに残る仲間に任せることにした。例年通りであれば、日本にもおいおい正規で入ってくるはずだ。


※建物の壁にたくさんの絵。そして地面には例のロゴ。雰囲気がガラッと変わってました。

後編へ

 

#スコットランド旅行記2016

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